原題: ביקור התזמורת(英題: The Band's Visit)
2007年・イスラエル映画。
監督:エラン・コリリン (ヘブライ語: ערן קולירין, 英語: Eran Kolirin)
8人の警察音楽隊が、エジプトからはるばるイスラエルに到着した。
彼らはペタク・チクヴァのアラブ文化センターで演奏するようにと招かれたのだった。
しかし手違いからか迎えが来ず、自力で目的地に行こうとした彼らの乗ったバスはネゲヴ砂漠近くの、目的地と一字違いのベイト・ティクバという街に到着してしまう。
日本文化センター
何も起こらない映画だった。
いや、道中巻き起こる珍事はある。
だが、こうあってこうきてこうなる、と言う結末がウスボンヤリしている。
主人公が何を得て、何をもって締めくくるのか。
それが無い。
なきゃないでこの手の映画は成立するのだろうが、私には物足りなかった。
空気漫画だとか、ノスタルジアを楽しむ趣向なら良いだろうと思う。
だけど映画だ。金かかってんだ。
日活はなんで買ったんだよこの映画を。
これ買うんだったらインド映画買い占めてくれよ。
と、心の闇が蠢くのだった・・・。
映画なら、映画らしく、日常なんかぶっ飛ばして忘れさせてくれるような。
そんなものであって欲しい。

異国に行っても人は変わらねえ。
主人公であるトゥフィークは、がっちがちの意固地なジジイである。
道に迷っても手助け無用、自分おまわりさんなんでだいじょうぶっす。
いやだめっす、ウッス。ってなわけで砂漠のど真ん中、食堂の女主人の気遣いにより一時窮を脱するのだった。

支払いはギニーで。
楽隊の誇りを持ってと言うけれど、こいつら何かダメダメである。
もう道に迷った時点で心が折れてる豆腐メンタルと言うか、全然びしっとしねえ。
なんだここは。閑職なのか?

人生甘くない。
もう嫌になってあらすじはしょっちゃったよ、はあ。
とにかくほんともう変わらないんだ。
妻子を亡くしたトゥフィークに新たな恋が訪れるかと思いきや、そのお相手であるアラブ版ペネロペ・クルス、ディナはとんでもないオサセであって、トゥフィークに脈がないと思えば彼と犬猿の仲の部下と寝る。
トゥフィークが寝てるすぐそばで、である。
何考えてんだこいつは。頭に砂でも詰まってんのか。
又、トゥフィークに二十年も付き合う古株の部下も、自作の交響曲が未完成のまま、物語は終わる。
この崖っぷち楽団に次なんてあるかわからねーし、今回指揮させてくださいよぉってなもんでトゥフィークに懇願するもあえなく却下。
おめーほんとにやる気あんのか、と言いたくなるくらいあっさり引き下がるのだった。
それじゃあおめえ、いつまでたっても曲の一つも出来ねえわな。
ショートショートのコメディドラマなら良かったんだけどなぁ・・・映画じゃなあ。
















