みずがめ座の価値観を語ると、思い浮かぶ神話があります。
それは《プロメテウスの物語》 

プロメテウスは、人間に「火」を与えた神様。
火は、ただ暖をとるためのものじゃなくて、
料理をしたり、道具を作って文明を進めるための力でした。

でもその火は、ゼウスが人間から取り上げていたもの。

プロメテウスは寒さに凍える人間を憐れみ、
天界の火を盗み、人間に渡します。

自分がどうなるか、分かっていたはずなのに。

案の定、プロメテウスは罰を受けます。
岩に縛り付けられ、毎日ワシに内臓を食べられる。
プロメテウスは不死身なので、その苦しみは終わりません。

正直、めちゃくちゃ重い話です。

でもね、
それでもプロメテウスは人間に「火を返して」とは言わなかった。

ここが、すごくみずがめ座っぽいなって思うんです。

自分が救われることよりも、
未来に進む可能性を選ぶ。

声高に戦うわけでもなく、
誰かを従わせるわけでもない。

ただ、
「これは必要だと思うから、渡す」
それだけ。

結果として、
世界の前提そのものが変わっていく。

みずがめ座の価値観って、
こういうところにある気がします。

今ある秩序に従うか、壊すか、じゃなくて、
「この先」未来を見ている。

自己犠牲を払ってでも未来に託す。

プロメテウスは、
自分の自由と引き換えに、
人間に“選択できる世界”を残した存在なの。

みずがめ座が扱うのは、
自分が主役になる派手な革命じゃなくて、
後に「当たり前」になる土台作りなんだよね。

革新って、何かを壊して変えることよりも《誰かが選べる未来》を残すことなのかもしれないよ。



イラストはタロットカード大アルカナ12吊るされた男


このカードは水のエレメントのカードなんだけど、

自己犠牲や価値観の逆転など、プロメテウスに通ずる感じがします。





イラストはタロットカード大アルカナ

21世界と0愚者のカード

世界は土星、愚者は風のエレメントに対応しています。


太陽、水星、金星に加えて火星もみずがめ座入りしましたね。

どっしり構えている冥王星と合わせて5天体がみずがめ座に大集合!


みずがめ座の人もそうでない人も、リニューアルやアップデートの流れを感じているのではないでしょうか?


生き方そのものを「このままで良いんだっけ」と感じたり(太陽)

今までと違う考えが浮かんかだり、コミュニケーションの取り方が変化したり(水星)

大好きだった物がそうでもなくなったり(金星)

自分の中の違和感に気づいて、

今までとは違う選択や行動をしたくなる(火星)かも。

もしくは、そうせざるをえない状況になるとか!


みずがめ座のルーラーは天王星。


天王星って「突然」「革命」「変化」
そんなイメージで語られることが多いけど、

やろうとしているのは
もう機能していないものを、強制的にアップデートすること!

壊したくて壊すんじゃなくて、
「それ、もう今の時代に合ってないよね?」
って、軌道修正。
そして一度変えた起動は元には戻りません。

みずがめ座の価値観は天王星の役割からきているわけで、単なる変わり者じゃないよ。
当たり前に縛られている人の目を覚させてくれるの。

まず自分の中の違和感に気づいて、今までの当たり前を疑ってみる。
以前とは違う選択をしたり、一歩踏み出してみる。

この時、一か八か!みたいな勢いではないところが風星座らしいの。

風星座だけど固定宮なので、決めたら頑固!譲らない。

《非暴力・不服従》
これってみずがめ座をすごく良く表している言葉だと思うの。

みずがめ座の人って、話は「うんうん」って良く聞くけど絶対に相手の言いなりにはならない😆

誰とも戦わない。
でも、誰にも従わない。

感情でぶつからずに仕組みそのものを更新しちゃう感じ。

気づくとみずがめ座の人が仕組みを作り上げてるってことない?

みずがめ座は、サブルーラーとして土星も持っているから、土台や仕組み作りも得意なんだよね。

天王星=革新
土星=構造・責任・完成

正反対みたいだけど、
ここが面白いところ。

  
タロットの話をすると、
21「世界」は土星のカード。

やぎ座で積み上げて、社会的にひとつ完成したら、みずがめ座でもう一歩その先へ!みたいなイメージ。

みずがめ座は変革がテーマだけど、
「完成した世界」をいきなり壊すんじゃなくて、

いったん受け取って、
「ここ、更新できるよね?」って問い直す。

だから
21「世界」のあとに来るのが、
0「愚者」

愚者は風のエレメントのカード。
風の星座はみずがめ座と重なります。

何も持たず、何者でもなく、
でも自由に次の一歩を踏み出す存在。

タロットカードの大アルカナは、21でゴールではなくて、循環しているんだって。

完成のあとに、自由が来るってこと。
 
「今まで」をちゃんと見た上で、
次に進む方法を選び直すみずがめ座が橋渡しになっているの、すごくない?

天王星が変えるのは、
世界じゃなくて《時代遅れになった前提》

天王星と土星をルーラーに持つみずがめ座が
「壊す星座」じゃなくて
「完成のあとを引き受ける星座」だとしたら、

タロットの「世界」から「愚者」へ続く流れは、
みずがめ座が橋渡しになっていることを、すごく分かりやすく教えてくれている気がする✨
水瓶座の神話(ガニュメデの物語)


イラストはタロットカード大アルカナ

星のカード

みずがめ座に対応しています


水瓶座の神話に登場するのは、
ガニュメデという、とても美しい少年です。

彼は王子だったけど、
英雄でもなければ、特別な使命を持っていたわけでもありません。

ただ、その「在り方」そのものが神の目に留まってしまった。

ゼウスは彼を見つけると、
鷲の姿に変身して天へと連れ去り、(おうし座のエウロペの時は牛になった神様ね)
神々の宴で水を注ぐ役目を与えます。

それまでその役目をしていたのは女神たち。
ガニュメデは、人間のまま神々の世界に迎え入れられた訳です。
今までの当たり前を変える存在だね。

彼は戦わないし、命令もしない。
ただ必要なところに水を注ぎ続ける存在。

この姿が、水瓶座として星になったと言われています。

水瓶座というと、

・個性的
・自由
・変わってる
・距離感が独特

そんなイメージを持たれがちだけど、
この神話を見ると、少し印象が変わりませんか?

ガニュメデは
「目立ちたい人」でも
「革命を起こす人」でもない。

彼がやっているのは、
世界の循環を止めないこと。

水を注ぐ、という行為はとても地味。
でも、それがなければ宴は続きません。
知らぬ間になくてはならない存在になっている。

水瓶座は
「前に立つ星座」じゃなくて、自分の存在そのもので新しい仕事を生み出し、
生きる環境や仕組みそのものを更新する星座なんだと思います。

水瓶座は、
・個人よりも全体
・感情よりも構造
・今までの正解より、これからの可能性

を大切にする星座。

やぎ座で
「これを引き受ける」と決めたあと、

水瓶座はこう問いかけます。

「それは本当にこの先の世界でも通用する?」
「それ、誰のための仕組み?」

水瓶座の太陽に切り替わる今は、個人の覚悟を、
社会にどう流すかを考えるタイミング。

水瓶座は、感情を煽らない。
でも、静かに本質を突いてくるよ。

今のあなたが当たり前だと思っているそのやり方、
これから先の世界でも使えそうですか?

もし「うーん」と思ったなら、
それは壊すサインじゃなくて、
更新のサインかもしれないね。

水瓶座の季節は、
新しい流れを見つける時間だよ。

当たり前を疑ってみてね。