平成21年12月31日(木)晴


 朝がつらい。


 今日は、大晦日だというのに、二俣新町にあるS川グ○ーバルロジスティックスにお邪魔しました。

S○九瓶と言えば、業界に関わった事のある人ならば、その体育会系っぷり、軍隊方式の厳しさは周知の事実。

あのセールスドライバーは車から降りたら、走って行動しなければならないという、アレだ。


 僕がかつてよく行った舞浜の倉庫・トライ●●●ロジスティックスから、ユニクロ商品の出荷場として、業務自体が移転となり、請負会社そのものが変わってしまったのが2年前の春だったかなぁ…


前の倉庫でも、ピッキングの経験もあり、S○がどんなもんじゃい!
と、視察の意味も込めて仕事を頂戴した。


 朝8:15に最寄り駅につくと、
派遣のスタッフだべ、
とすぐに見てわかるかた達が、不安の表情で集合場所にいる。


 駅のデイリーヤマザキで昼の弁当を調達し、誰ともなく点呼をとる。

あれほど遅刻厳禁というのに、1人足りない。
お約束か。

待っていたら共倒れなので、今いるメンバーで歩いて倉庫へ…


遠い。
寒い。


移動しながら、皆さんお約束の
「あの現場はどうだ」とか
「あそこはツラいぞ」
という、経験談を披露しあってる。

もはや僕は、3年間もダブルワークやってますけん、多くを語る事は無く…

どこに行ったって、
金を稼ぐのは楽ではなく、仕事ってのは基本的に辛いもので、それをいかに楽しくやるのかが問題なんだよ…

と薄ら笑いで聞いてました。



 でっかい倉庫に着いて、エプロンを渡されて装着し、ロッカーへ向かうと…


もの凄い人だかりDEATH。手荷物の置き場さえねぇっす。

床にバッグとパイロットジャンパーを投げ置き、控え室(食堂) へ。


そこも人がうじゃうじゃ!

概算で、単発のワーカーだけでも150人ぐらいいるんじゃないでしょうか。



 で、現場に移動したら、5人1列に並ばされて、本日の業務の説明が始まる

「お゙はよ゙うございまぁっTH!!!!!!!!」とS○の社員さん。

気合いの入りかたが違う。
おはよざいまー…


「声が小さいDEATH!
もう一回、おは用ゴザいま゙ーす!!!!

しょっぱなっからコレだ。


 でも、学生時代、生粋の体育会に所属していたので、これくらいは何ともない。

むしろウェルカムだ。



 その後、初心者は別の場所に移動させられ、また5人1列に並ばされて、今度は安全教育

(・倉庫内は走るな、でもキビキビと動くように
・トイレなどで倉庫から出る場合は、必ず社員に報告し、持ち物検査を受ける
・勝手に判断して行動しない事…などなど)

を受け、

教官は、ツカツカ歩きながら、「今日の出荷予定件数は、14,000です。
ね、いちまんよんせん。

ね、ダラダラやってたんじゃ終わりません」
と伝えられた。

このエラそうな人、ドエスだ、きっと



 次に、初心者は二手に別れて、別の教官からピッキングの方法について説明を受ける。


本当は優しいであろうその人は、開口一番、

「話を聞くにはぁ、それなりの態度がありまぁす!
あくびをしたりぃ、腕組みをするのはぁ、聞く態度じゃないです。
速やかに帰ってもらいますから、そのつもりでしっかり聞くように!!」


キタこれ!!


久々の殺伐とした緊張感。
だが、この人の言うこと、正論だ。


これしきでビビってしまった方は、すぐに帰った方がよい。


そして、事細かに、ここでのピッキングの方法を説明してくれた。

さすがにあくびをしたり、適当に聞いてる労働者はいなかった。



 説明が終われば、各自買い物カゴとピッキングリストを持ち、散り散りばらばらに、商品を探しに行くのであった。


 俺の一発目の商品は、
ヒートテックなんちゃら。
B12-03-02-05 と、
島・棚・上から何段目・右から何番目
という商品のある場所へ足を運ぶが…



無いやんけ…
ヒートテックなんちゃら…

あ、人気商品だから棚には無くなっちゃってて、別の場所、
つまり「あふれ置き場」にあるんだなひらめき電球

つうわけで、あふれ置き場に行くが…


ヒートなんちゃらが見当たらない。


俺としたことが、幸先の悪いスタート。



と思ったら、棚の番号間違えてた…

しっかりせんと!!


2発目。
「プレミアムダウンジャケット」

最近じゃ何でもかんでもプレミアム、プレミアムって…

と思いつつ、目的の棚を目指してると、

横でカミナリが落ちる雷


「おるああぁ!!!!!!
ちんたらちんたらやってっと、全然おわんねーんだよ!!!!!!!!!!
テキパキときびきびとやってくれよ!!!!!!!!



え゙!?

まさか、この俺が?




いや、俺じゃなかった。

倉庫全体に対して発せられたゲキだ。


なんだこの野球部の練習感は?

そして、なんだ?

この怒るためだけに生まれてきたような、怒りんぼうは!!



だが、とにかく、久々に全力以上の姿勢で挑まないと、殺されかねない現場だ。

まるで、北斗の拳で、聖帝サウザーのために、市民を無理やり働かせて、ムチを撃ってる悪者のようだ…



199×年、
倉庫は核の炎に包まれた。海は枯れ
地は裂け…

あらゆる生命体が
絶滅したかにみえた…

だが…

日雇い労働者は
絶滅していなかった!!


わかりやすく言うと、こう。
(言うてる場合か)

(しかも、わかりづらい)

シーユー・ネクスト・ステージ
つづき。


…の前に注意点。

 日記の中に、(公設)派遣村とか、ワンストップとか出てきますが、それらに対してどうのこうのと、意見を述べるつもりではありません。


あくまでも、仕事がなくて生活が困難な事が原因で、自殺など、よからぬ事を考えてしまわれないように、
という気持ちのもとでヒヤトイは行動し、これを書いておりますので、ひとつ、誤解のなきようお願い致します。


 純粋に、
働きたいのに仕事がなくて困っている方に、そして、働く事が好きな方に対して、仕事ならばいっぱいあります、というのを知らせてあげたいだけなのです。


私自身もそうですが、
生きる為に働くのです。

一生懸命働くのです。
楽しく働くのです。


「働く事が楽しみなら、
暮らしは素晴らしくなる。
働く事が義務になったら、
一生奴隷ぐらしだよ」
(ゴーリキ「どん底」より)


 中には、本気でつらい仕事・きつい仕事もありますけど。

 でも、それを乗り越えれば、また人間が一回り大きくなれます。

今まで辛かった事や苦しかった事も、なーんだ、たいしたことなかったんだ、って笑い飛ばす事が出来るようになるはずです。



以上、
前置きが長くなりました
m(__)m





以下、ヒヤトイの意見に対するアイライン・スタッフサポートセンターご担当者様の回答(要約)


Q・公設派遣村や、ハローワークのワンストップの窓口にて、困っている人に、単発でもよいので、仕事を紹介してあげられないか。


A・実はこの年末、公設派遣村等に役員が出向いて視察する計画があった。
お困りの方に対し、何か手助け出来る事はないかと、講じる試みがあったが、政権交代をはじめ、政治的な背景や様々な事情があり、いくら綺麗事を並べたとしても、企業としての活動と捉えられてしまう事などを懸念し、今回の計画は見送る事となってしまった。

しかしながら、企業である前に、人として手をさしのべたいという気持ちに曇りはない。



Q・その日の食料さえ、ままならない方もいらっしゃるかもしれないので、ちょっとでもお金を貸してあげられないものか。



A・貸金業ではないので、それは出来ない。

しかしながら、昨今の経済情勢も踏まえて、いわゆる「前借り」という制度を検討している。



Q・そもそも携帯を持てない人もいると考えられ、その場合、仕事の予約や完了の報告すらできないので、携帯がなくても、労働できるようなシステムづくりはできないか。



A・貴重な意見である。
幅広く検討せねばならない。役員にも伝えたい。



Q・御社は優良な企業であると、私は認識しているが、いかんせん、知名度が欠けていると思われる場面もあり、また、せっかくこのような労働形態、そしてアイラインという会社が存在している事自体に、それに気付いていない方、知らない方が多いのではないか。
ネットに頼らず、違った方法でアプローチできないものか。



A・これも貴重な意見である。デジタル媒体だけに頼らず、異なる広報活動も必要である事を役員に提示する。


他にも、支店に登録に来れない方もいるかもしれないので、特設登録会場を臨時で設けて、そこで登録説明会をやってあげてくださいと、選り好みしなければ、仕事は沢山あるはずでしょう、と、追加意見。




 対応して下さったご担当の方は、クレバーであり、ヒヤトイのつたない説明を理解して下さり、分かりやすく回答してくれた。


その他、

現政権において、派遣法の見直しの動きがあるのだが、それは、役人やお偉いさん方の一方的な見方であり、現場で働く労働者の中には、そういうスタイルで働きたい方もいる事を知るべきである。


私自身も、好んでダブルワークしてますが、バイトできなくなったら困りますもん。


 そして、もっと国民の現状を親身に感じて欲しいものである。


なんならいっぺん、元旦から5時に起きて駅までチャリ・現場まで電車で通って、汗水たらして肉体労働して、それで手にする切ない程の薄給の、その重みを感じて欲しいものだ。



というような、ある意味愚痴みたいなものまで聞いてくれて。


ご担当者様には、貴重なお時間を頂き、有り難うございました。



 本来、企業は無理して介入しなくても良い問題なのかもしれないが、アイラインは、人の事・社会の事を考えてる会社だということがわかった。


企業だって、
「情けは人の為ならず」

いつしか思わぬ形で返ってくるものだ。
出来る事を出来る範囲でやって欲しいものである。


【結論】

労働者としての、俺の心は役員さんに届いたろうか?

社会が少しでも良い方向に向かって行くように。

そして我々が忘れかけてしまっている、人としての思いやり、助け合う気持ちを表現してもらえないでしょうか。


 また少ししたら、
具体的施策を
誰が・いつまでに・何を・どのように
するのか、聞いてみます。


↓【参考】
http://n.m.livedoor.com/a/d/4530758


シーユー・ネクスト・ステージ
平成22年1月4日(月)晴


 年末に「ヒヤトイマサトと自殺」というタイトルで綴りましたが、本日、遂に行動を起こしました!!


ささやかですけれどもニコニコ


 実は年末年始もバイトしながら、ずっと人材派遣会社・アイラインの中枢にメッセージを送りたい…

と思ってウズウズしておりました。

本社は、年末年始の為、1月3日までは休業との事で。

世間一般では、当たり前な事であり、本日までに伝えたいメッセージを練りながら待っておりました。




 そして、運命の休み時間に、アイラインの本社に電話…


 まずは、
今から話す事によって、
スタッフとしての登録を抹消されたり、仕事をもらえなくなるという不利益が、確実に発生しない事を条件に、自分が誰で、どういう立場の人間かを明かした。


 おせっかいな意見かもしれなませんが、この社会情勢の中、仕事も住む場所もなく路頭に迷っている方もおり、とりあえずは今年も派遣村という形で一時しのぎをされました。


 しかし、その後、公設派遣村が終了してしまったら、働く意思はあるのに、悲しい事に、自殺という選択肢を考えてしまう方もいるかもしれません。


どうにかして、そういった立場の方に雇用の機会を与えてあげて、少しでも早く社会復帰といいますか、多少でもまともな生活ができるよう、アイラインとして動く事は出来ないものでしょうか。


 御社の企業理念は
「人にしてもらいたいと思う事を、人にもしなさい」であり、

会社としてもNGO団体を通じて、
・アフガン難民への教育支援
・チャイルド・スポンサーシップ
・インド貧困層への経済支援

をおこなっており、
とても立派な活動をしてらっしゃる。



【参考・アイラインのお仕事紹介サイト↓】

http://241010.jp/k/company.jsp?ktr_sid=ad80128769f49bdae240ada9cbf70493

 そんな社会の事を考える事のできる企業ならば、自国の困っている人に、救いの手をさしのべてもらう事は、かなわないものでしょうか。



漠然とした希望を言い放っても仕方がないので、具体的には…


・公設派遣村や、ハローワークのワンストップの窓口にて、困っている人に、単発でもよいので、仕事を紹介してあげられないか。


・その日の食料さえ、ままならない方もいらっしゃるかもしれないので、ちょっとでもお金を貸してあげられないものか。


・そもそも携帯を持てない人もいると考えられ、その場合、仕事の予約や完了の報告すらできないので、携帯がなくても、労働できるようなシステムづくりはできないか。


・御社は優良な企業であると、私は認識しているが、いかんせん、知名度が欠けていると思われる場面もあり、また、せっかくこのような労働形態、そしてアイラインという会社が存在している事自体に、それに気付いていない方、知らない方が多いのではないか。
ネットに頼らず、違った方法でアプローチできないものか。




 以上を本社の電話に出てくれた方と、電話を変わって、スタッフのお悩みや相談を聞いてくれる
「スタッフサポートセンター」の専門の担当者に一生懸命伝えた。


 こういう、電話でのやりとりの場合、お互いの主張を繰り出す事により、会話がかぶってしまいがちだが、この人たち、うまーく聞く時間、喋る時間を使いわけてくれている。


だから、ヒヤトイが捲し立てるように意見を伸べても、ストレスなく伝える事ができた。



 以上のヒヤトイの申し出に対して、一次回答をもらったのだが…



それは、次の日記に続きます。



いつも日記は、携帯から書いてましてね、

ちょっと親指が筋肉痛ですの。



シーユー・ネクスト・ステージ