平成22年1月1日~3日


また新しい年になってしまった。
とうとう、35歳になってしまった。

本当にめでたいのだろうか?


 昨年は、家電の配送助手をやっていた為、Amazonに居なかったが、一昨年とその前の正月も、俺は確かにAmazonで働いていた。


3年前は、ピッキングと梱包。

2年前は、資材(Amazonの段ボール)をただひたすら機械に補充。
 思えば、その年末には、息子と娘が相次いで入院し、クリスマスも俺が付き添いで看護してた。

付き添ってる自分が気管支炎に犯され、息子と自分、どっちが入院してんだって感じで、喘息の発作を抑える、メプチン・エアーを吸入しながら、看病してた。

 その頃すでに、夫婦仲は最悪で。
もはや一言も口を聞いていなかった…

年末娘が退院して、自分もほぼ回復したので、Amazonに仕事に行った。




そして何かとご縁のあるAmazonの倉庫へ、今年の正月も働かせてもらいにいった。



 大晦日。

紅白歌合戦とか、ゆく年くる年を見てる場合じゃない。

元旦5時起き。

駅へ向かう道には、いわゆる初日の出なんて出ていなくて、かわりに今年の元旦は、満月が煌々と輝いていた。


どうせ正月、餅くってダラダラして、太るだけだ…


働いてやろうじゃないの。
娘に、ランドセル・天使の羽の最高級品である、ロイヤルを買ってやるのさ。



 しかも、このAmazon、なんと三賀日連勤すると、お年玉で1万円くれる!!

毎年の事だが、これはでかい!

元日は、どでかいマフィンももらえるし。

いくら他の現場に行っても、なかなかないっす。


家電の配送では、よくチップやジュースを貰ってたけど。



 さて、年末痛めた左足の甲をかばいながら、元日はは、ゴミの回収と分別。


年始で入荷も少ないから、ゴミも少ない。

張り切って片付けてしまうと、すぐにお手すきになってしまって、ボーっとしがちなのだが、その時に先輩が、ためになる一言をくれた…


「ヒマも仕事のうち」

ってね。




2日目は。
回収されたゴミを分別。

紙は純粋に紙だけに。
ちょっとでもセロテープやのりがついていてもいけない。
リサイクル不能だから。


驚きなのは、紙ゴミを集めて圧縮したものを買い取ってくれる業者があるって事。


他の倉庫であれば、掃いて捨ててたゴミかもしれないが、莫大な量の紙ゴミも、それこそ、チリも積もれば山となる、である。


ゴミの仕分けにしてみても、エコであるし、利益も生み出すし、とても崇高な業務だと思う。



紙だけでなく、エアパッキンなども空気を抜いて潰して、これもセロテープなどの不純物をはがして、純粋なビニールゴミにして、圧縮。
その後、業者さんへ。


2日目は、殆どこの仕事をしていたが、不思議な事に、全く飽きはおそって来なかった。



 3日目。
職場のリーダーに、今後ヒヤトイはどうするんだ?と聞かれ、
「Amazonの倉庫好きですし、土日、入れれば是非お願いします」
と伝えると…


 いろいろと新しい事を教えてもらえた。

基本的には、広ーい倉庫内での回収作業なのだが。


とってもマイペースにやらせてもらえる。

ムリ・ムダ・ムラがないんです。



 そして、ついでにあと2つ、Amazonのすごいところを



まず、トイレ。

ウオッシュレット式なのだが、これもエコ。

しかも、紙は100%再生紙。おまけに、トイレットペーパーに芯がなく、ペーパー自体を包む回りの紙も、完全に水に溶ける素材を使用。

早い話、ゴミが出ない。



もう1つ、凄い所。

広い倉庫内の所どころに、天然水のサーバーがある。
従業員は、喉がかわいたら、勝手にそれを飲める!


この3年、千葉県内の幾多の倉庫に派遣されましたが、ここまで働く人に優しいのは、Amazonだけでしょう。



 さらにいうと。
やかましく言う人がいない。

みんないい人ばかり。

よく教えてくれるし、優しい。

今回、業務に入ったポジションには、年配の方も多い。
ダブルワークの方も当たり前のように多い。


不景気だから、そうやって皆、一生懸命働いて、稼ぐ。


サボるような人もいない。
遅刻・欠勤する人もいない。


当然、やって当たり前の事を当たり前にやる。


そんな職場であるから、愚痴なんてものが一切なかった。(この3日しか見てませんけど)

驚く程の薄給であるけれども!



きちんと休憩くれるし。

なおさら手を抜く事なんてできない。


 タバコの休憩中、年配のキャプテンの方に、

俺、正月あけてからも、土日で枠があったら来てもいいですか?
って聞いたのよ…


そしたら。



「あぁ。
いつでもきなよ」


って。


ものすごく優しい目で、優しい口調で言ってくれたっけな。


そのおっさんが、女神に見えた。



俺は、涙が出そうになった。



バイトしに稼ぎに来てるはずだったのだが、その一言で、とても癒されてしまった。


この年末年始のバイト漬けを全て包み混んでくれた感じがした。



 仕事して金を得ると言うこと、生きると言うことは、時につらい事もあるけれど、
仕事しててよかったな、
生きててよかったな、
と思える瞬間が、そこには確かにあった。



【結論】
年末年始のバイトで、また多くの仕事と人に携わった。
漠然とだけど、一回りでかくなれた気がする。

この経験を本業と、人生に活かさないはずはない。


シーユー・ネクスト・バイト
平成22年1月11日(月)曇


 不景気だ。
正月明けたら、仕事すくない。

単発バイトさえ空きがない。


 連休は、成田山へ参拝に行って、車洗って、家の水道工事と、部屋の掃除。
あと、子供のスイミングの付き添いと、公文の攻略法を子供らと考えて、子供らの小さい時のビデオ見て終わった…


あと、巷で話題の
「想いよ届け ラヴソング」
やった。


【結論】
やはり、俺はダメ男だと悟った。




昔の恋人から送られてきたそのCDには付箋がついており、言葉少なにメッセージが添えられていた。

「別れてから今までマサトを忘れたことはありません。今でも君を想い、歌っています。聴いてください。」

彼女が作ったその歌は、どことなく「千の風になって」のメロディでも歌えるような気がした…。

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曲名:THE 憎悪
作詞:元カノ
作曲:元カノ

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(1番)

私と合コン開くの 諦めてください
「女友達いないから」
キャバクラ行ってください

君の気持ち
君の気持ち重すぎ
「一生一緒にいてくれや」
その日に冷めました

(2番)

私の部屋に盗聴器を 仕掛けないでください
メールの転送設定も
仕込まないでください

最終的に
最終的に萎えた
「おれの人生捧げます」
怖くて逃げ出した

(3番)

彼女のいない間に 焦らないでください
「この際元カノでもいいか」
ふざけないでください

君と泊まった
君と泊まったホテル
実は元彼とも行った
思い出のホテル

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◆TOPページURL
http://song.hanihoh.com



マサトさんについての分析結果は以下の通り。

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【恋愛傾向ショートコメント】

◆あまりモテないようです。
◆付き合うと重くなりがちです。
◆束縛や嫉妬をする傾向にあります。
◆女性と仲良くなるのが下手です。
◆女性関係を人生から取り除くと何も残りません。
◆チャンスさえあれば浮気する可能性がかなりあります。
◆付き合っても言いたいことが言えない可能性があります。
◆相手に冷められやすいタイプです。


◆TOPページURL
http://song.hanihoh.com





……
大きなお世話だと思った。

まぁ、でもその時の気分で選択肢変わるし、良しとして寝ます。
つづき。


 倉庫内には誰ひとり、笑顔でピッキングしている者はない。

ペースは人それぞれだが、既にバテ気味の方もいる。

リストの商品を広い倉庫の中から見つけては、カゴに入れて、それを係の人に渡す。
渡したらすぐさま次のリストをもらい、商品を探して戻ってくる…


延々と、その繰り返し走る人


だが、終わらない仕事は無い~音符


地道に己と戦うのみ。


しかも、トイレに行きたくなっても、何を言われるかわからない。
ヘタすりゃ命が危ないかも…
つうわけで、ひたすら我慢。


こりゃあ修行ですね得意げ



 時折、怒りんぼうの怒号が倉庫内にBGMのように響いている。


「オラァむかっ
そこ通るな!!!!!!
邪魔だろ!」


「そんな無駄なことやれって誰が言ったんだよ!」

いや、あの…その…

「誰もそんな指示なんか出さねえよ!!
勝手な事するなよな!」


「もっと、どんどんピックして持って来なきゃ、全然終わらねぇんだよ!!!!!!

などなど…

よくパワハラで訴えられないな、この怒りんぼう。



 でも、彼が一喝した直後、ピッカー達の動きは、キビキビとキレがよくなる。

どうしてもこのような人がいないと、皆ダラけて、出荷の目標に追い付かないのだろう。



この倉庫では、ピッカー個人個人には、ノルマがない。
つまり、一生懸命やってもやらなくても、時給に変化は無いのだ
(旧ロシアか)


以前のユニクロの倉庫やAmazonでは、ピッキングするときに、手にハンディという端末を持って、商品のバーコードを読ませていたので、誰が何件やったか、とか、順位まで出たものだ。

それを見て競争意識が少なからず出るだろう。

また、間違えてピックしたら、端末から嫌な電子音が出て、リーダーに止めてもらうまで鳴りっぱなしで、「あっ、こいつ間違えてやんの」とバレてしまうから、より慎重にピックするようになる。


 このS○九瓶では、そんな端末は使わず、人海戦術をとる為、怒りんぼうのような指揮者が、どうしても必要となる。


舞浜の倉庫にも、鬼軍曹のような人は居た。

結構、怒鳴り散らされもしたけど、こういう人達って、仕事がきちんとできている者に対しては、案外フレンドリーに接してくれるものである。


生産性を上げるために、会社がこのように労働者を使いなさいと、指示してるのだろう。




 小学生の時に、掃除を真面目にやらないで、酒井先生からフルスイングで張り手を喰らったのを思い出す。
本来、自分達が使う教室をきれいに保つため、掃除をして当たり前なのだが、
「先生に怒られるから、手を抜かない」
という考え方に、すり替えられてしまう。

ここでもそう。

金を稼ぐため、課せられた業務を遂行するのが、本来の姿なのだが、
「怒りんぼうに怒られるのが嫌だから、ペースを上げる」
という目的に変化してしまっている。

ある意味、マインドコントロールだなぁ

でも、それがここのやり方であるならば、全て受け入れましょう…



 などと考えながら仕事をしてたら、昼休憩となった得意げ


そして。
狭い食堂で、ひとり寂しくコンビニ弁当を頂いていると、斜め前の席に見たことがある方が座られる。


 以前の舞浜の倉庫から、二俣新町の倉庫に流れた、と風の噂で聞いていたが、まぎれもなくTさんだ。

グッドウィルの頃から、ユニクロの仕事1本でやってて、倉庫が変わっても、会社が変わっても、そこで働くということは、よほどこの仕事が好きなのでしょう。



 舞浜の倉庫時代。

俺はこの人から、こっぴどく叱られ、さらしものにされた…

 別の階で白い靴下がピックされ、俺がその他の商品をピックし、梱包係に渡した。


程なくして、
「グッドウィルのヒヤトイさん!来てください!」
と呼び出しされ、

「この靴下、汚れがついてるんですけど。こんなのをお客様に送ったら大きなクレームになるよ、わかってる?」

と頭ごなしな勢いのため、

いやいや、その靴下をピックしたのは俺やないやんか
と口答えしてしまったのよ

そしたら、
「誰がピックしたのかは、関係なく、最後の商品を検査するのが、あなたの仕事なんですよ」

ちょいと、ムカッと来まして、
それならば箱に詰める人が気付くでしょう!

と返したら、

「商品が汚れているのは事実です。
あなたがユニクロで注文して、汚れてる物が届いたら、どんな気持ちになりますか?」


という展開になり…

それを言われちゃあ、どうしようもありませんなダウン

頭があがりません。

申し訳ありません。
仕事をナメていましたよ…

ということになり。


ヒヤトイより年下なんだろうけど、このTさんから言われた事が、いつも頭の片隅にあって。

物流の仕事であっても、サービス業の精神を忘れてはいけない。

と、いろんな仕事にあたるときに、怠惰を防ぐストッパーとなっているのだ。

怠けると
 いつか自分に
  返ってくる


このTさんも、言い方はきついけど、本来は優しい人なのかもしれない。

あの時は、大切な事に気付かせてくれて、ありがとう。



 よく見ると、グッドウィル時代に見かけた方が、数名いたなぁ、この倉庫。

皆さん、頑張って下さい。


 午後も、そんな感じで、時折、怒りんぼうのプレッシャーにつつまれながら、ひたすらピッキングし、17:30頃に本日の出荷予定数をクリアできたようだ。



足、パンパンです。

しかも、左足の甲を痛めたな、こりゃ…


明日からの、正月のAmazon三連投に影響しなきゃいいけど。。。


【結論】
仕事で叱られたら、
まずは謝ったほうがいい。
事情の説明や言い訳は、
それからでもできる。


シーユー・ネクスト・バイト