改めて、浄水器のフィルターの性能について。
世の中、売りたいための情報があふれていますね。
水に安全性に関心を持つ人が多くなりましたが、それでは、どんな浄水器を選んだらいいのかわからないという人もいるでしょう。
そこで、売りたい情報ではなく、きちんとした情報を書きます。
活性炭・中空糸膜など、さまざまな浄水器が流通しています。
それぞれの製品によって "ろ過能力” に違いがあります。
表を見るとわかるように、有害のものの大きさは違います。浄水器の、フィルターも有害物質の大きな
ものは、除去できても小さいものは除去できません。
一般の中空糸膜の浄水器であるトレビーノにはこう書いてあります。カルシウム、マグネシウムなどのミネラルを除去することなく
有害な物質だけを除去と書いてあります。
本当に、体に入れたくないのは、鉛、水銀とか、カドミウム、アルミニウムなどです。
これらの、有害ミネラルは逆浸透膜でしか取れません。
私たちが、飲む水は、地下水・河川水を原水として、浄水場から給水管を通して家庭に届きます。
その給水配管すべてが安全とは言えません。硝酸態窒素(農薬)をはじめとして、
浄水場で取り除けない物質の混入もメディアや専門家より警告されています。
何より、当協会で毛髪ミネラル検査を取り扱って、2000名以上のデーターを見ても明らかです。
さらに福島原発災害の放射線による水汚染も深刻な事態です。
そのような水を安全な水にでき得るのは、水分子のみが通過できる逆浸透膜フィルター
浄水器だけです。
一般の浄水器で、蛇口に簡単に取り付けられるから、値段も安いと比較している人もいますが、
しっかり学べばわかることです。
ミネラルには、無機ミネラル(鉱物性ミネラル)と有機ミネラル(植物性ミネラル)の2種類があります。
鉱物性ミネラルは石灰岩や珊瑚礁、土壌、海底に含まれており、粒子が大きいので体内
への吸収率は8~12%と低めなうえ、加齢とともに吸収率も3~5%に減少します。
また、大量に摂取すると体に溜まって慢性病の原因にもなるという研究者がいます。
溜まる場所が関節なら関節炎に、血管なら動脈硬化に、腎臓なら腎臓結石、という具合です。
硬水の多いヨーロッパでは、関節炎が多いというますが、
ミネラルウォーターに含まれる鉱物性ミネラルも関係している可能性があります。
人体が必要とするのは、植物性ミネラルです。
植物が土壌から鉱物性ミネラルを吸収して有機化したミネラル
(ーイオンの電荷を与えたもの)は、粒子が小さく可能吸収率が99%もあります。
ミネラルは野菜などの食物から摂ることこそができます。
絶対に水から取らなければいけないということではありません。
あまりにも、ミネラルウォーターのイメージがありすぎるのではないですか?例えば、カルシウムの1日の
推奨量は650~700mgですが、富士のバナジウム530mlに含まれるカルシウムは1本にカルシウム 100mlあたり
0.75mgです。
0.75mg×530ml=3.975mgのカルシウムしか1本に入っていません。
1日所要量700mgを補うに176本飲まなければいけない。あなたは、飲めますか?
いや、飲めるわけがありません。
正しい知識を身につけて、情報発信もしないといけませんね。