【サラダ油を使ってはいけないわけ!】 | 嵐アカデミー健康講座 体のチカラ育成塾 メタボリズム栄養学 メタボのことなら嵐に聴け!

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人が口から摂取するものは食品か医薬品のどちらかです。多種多様の食べもの、健食、サプリ、薬、口にするものついてもっと真剣に考えてみましょう。メタボリズム栄養学理論の極意。なぜ病気になるの?なぜおしっこ・息をするの?メカニズムを知る。

【サラダ油を使ってはいけないわけ!】

 

市販のサラダ油の危険性は

・トランス脂肪酸の危険

・リノール酸の過剰摂取の危険

・高温処理における有害物質の発生

・高温処理における栄養成分の除去

などの問題があります。

 

現在日本で一番売れている油はというと、はい、サラダ油です!

家庭でも使っている主婦の方も多いですよね。

 

テレビの3分間クッキング料理家、栄養士、モコズキッチンでも、もこみちが料理番組で使っていますよね。

 

日本で今日用いられている「サラダ油」の歴史は意外と古く、1924年大正13年に日清製油(現在の日清オイリオ)が発売した「日清サラダ油」なのです。

 

 

当時欧米では、生野菜に酢と塩と油を和えて食べるこサラダが流行していて、

透明度が高く冷やしても白濁しにくい油が求められたのです。

 

日清製油は、このようなサラダ料理にも使える精製度の高い良質の食用油として「サラダ油」の販売を始めたのです。

 

サラダ油の原料にはオメガ6系である大豆油、コーン油、キャノーラ(菜種)油、

ひまわり油、紅花油、綿実油など2種類以上の原料を調合させて作る油で

現在は大豆油とキャノーラ油の混合油がサラダ油として主流です。

 

このサラダ油は以前「サラダ油は植物性の油なので、バターなどの動物性の

油よりも健康です」と言われていましたが、実際はトランス脂肪酸が含まれて

おり非常に危険な油です。

 

危険な油であるトランス脂肪酸ですが、アメリカでも2018年に

使用の全面禁止が決まっています。

 

その他の先進国やアジアでもトランス脂肪酸の摂取制限や表示を義務付ける国が

多いのです。

 

なぜ、このような規制が厳しいかというと、

 

トランス脂肪酸が有害な物質であらゆる病気の原因となっているからです。

 

ざっと挙げるだけでも

ガン、心臓病、高血圧、糖尿病、肥満などの生活習慣病から

不妊症、子宮内膜症、認知症、うつ病、精神疾患、

アレルギー症状、慢性疲労などが様々な研究機関により

健康リスクがたくさん報告されています。

 

そして現代子どもにも問題になっているADD(注意欠陥障害)

ADHD(注意欠陥多動性障害)授業中に立ってまわる、

人の話を最後まで聞けない

 

なども、トランス脂肪酸が原因であるとオックスフォード大学の研究で

明らかになっています。

 

それだけではありません。

 

トランス脂肪酸とリノール酸の過剰摂取以外にも危険な理由があります。

 

それは抽出法です。

 

市販の透明の容器に入っているサラダ油は

高温で処理されて作られますが、その際にビタミン、ミネラル、食物繊維などの

栄養成分が取り除かれてしまいます。

 

そして原料を溶かす際に使用される

有害な石油系の物質「ヘキサン」「ヘプタン」は

高温で加熱して気化させますが一部残る場合があります。

 

それだけでなく製造過程で何度も高温処理されると

脳や細胞を破壊する有害物質であるヒドロキシノネナールが発生し

アルツハイマー病の原因になっていると国際ジャーナルや

世界の学会で発表されています。

 

ではなぜ市販のサラダ油は高温で処理をして栄養成分を

取り除いたりするのでしょうか?

 

その理由は低温で処理して製造するには時間がかかってしまい、

大量生産が難しいのと、ビタミンなどのメーカーにとっては余計な栄養成分を

取り除くことにより長期保存が可能になるからです。

 

やはりメーカーは大量生産ができて長期保存できるものの方が

価格も抑えられることができますし、毎日使う油は安い方が消費者も喜び、大量に売れるので

 

メーカーは健康に悪いサラダ油をさらに作るという悪循環になっています。

本来油は酸化しやすく、透明の容器に入っている

 

油が電球の光を浴びて何か月もスーパーの棚に置いてあることが問題です。

 

要するに市販のサラダ油は栄養成分が取り除かれ、危険な成分が入った

「死んだ油」と言ってもいいでしょう。

 

【なぜ、日本ではサラダ油を諸外国みたいに規制もせず野放しにしているのでしょうか?】

 

農林水産省では「日本人の平均的なトランス脂肪酸の摂取量は

国際機関の目標値を満たしているため、健康リスクは低い」と言っています。

本当なのでしょうか?

 

トランス脂肪酸はサラダ油だけでなく、加工食品にも

「植物性油脂」「食用精製加工油脂」「ショーニング」とサラダ油が名前を変えて

含まれています。

 

トランス脂肪酸が含まれている加工食品はマーガリンはもちろん

パン、アイスクリーム(特にラクトアイス)、冷凍食品、レトルト食品、お菓子、

マヨネーズ、カップラーメンやコンビニ、ファーストフードなどで

揚げるポテトやから揚げなどの惣菜と、ありとあらゆるものに含まれています。

 

アメリカではトランス脂肪酸を制限ではなく、全面禁止というのは

少量でも体に良くないという結論が出たからです。

 

 

それを日本ではで摂取量が少ないから大丈夫とどうして言い切れるのでしょうか?

 

現代は子どもからお年寄りまで、お菓子や冷凍食品、ファーストフードや

コンビニの食べ物を食べている人だらけです。

 

決して、和食中心とは言えない食生活にも関わらず、

摂取量が低いという理由で国は対策を取っていません。

 

 

また国だけではなくマスコミにも問題があります。

 

アメリカのトランス脂肪酸、全面禁止の情報はテレビなどでも取り上げられましたが

時間は短く、特集を組んでなぜ体に悪いのかなどありません。

 

なぜかというと、テレビのスポンサーの問題もあります。

 

 

「トランス脂肪酸は危険だー!今すぐにトランス脂肪酸が

含まれる加工食品は販売禁止」などと言ったものなら

大手食品メーカーである大口のスポンサーがテレビ局かはなれていくでしょう。

 

だからトランス脂肪酸が危険とわかっていても言えないのです。

 

それでは、国が動かない理由としては、トランス脂肪酸に関して制限や表示義務をするとなる面倒で時間がかかる理由と大手食品メーカーの加工食品にはほとんどトランス脂肪酸が含まれているので販売が禁止になったら会社が傾く程の大問題になるのと、表示義務にしても莫大な費用がかかるので大反対されるのがわかっているからです。

 

また、大手食品メーカーと政府との癒着などもあるかもしれません。

 

おそらく今後も日本はトランス脂肪酸に関してはノータッチだと思いますし

対策を取るにしても何十年先でしょう。

 

だとすれば、消費者である我々が不買運動をすればいいと思うのですが、何せ、そういう知識を教えてくれるところが少ない、教える人も少ない。

 

ますます、経済が疲弊して便利で加工された食品ばかり食べて、大量生産と低価格低価格の油を使う限り健康には慣れないでしょう。