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映画『エンジェルウォーズ』(ネタバレしまくり)

$ネットッゲーム、はじめました。
『エンジェル ウォーズ』(原題: Sucker Punch)
監督 ザック・スナイダー
脚本 ザック・スナイダー、スティーヴ・シブヤ
出演者 エミリー・ブラウニング、ヴァネッサ・ハジェンズ、アビー・コーニッシュ、ジェイミー・チャン、ジェナ・マローン、カーラ・グギノ、オスカー・アイザック、スコット・グレン
音楽 タイラー・ベイツ、マリウス・デ・ヴリース
上映時間 120分

【あらすじ】
幻想的な世界に閉じ込められたベイビードール(エミリー・ブラウニング)は、バーチャル兵器を使いこなす4人の女戦士を集め、自由を求めて戦うことに。
想像の世界の中でワイズマン(スコット・グレン)の手助けを受けた彼女たちは成功すれば自由を手に入れることができるが、そのためにはある犠牲を強いられる運命にあった。
暗い現実から逃げるために想像の世界を作り出したヒロインがバーチャル兵器を駆使する4人の女性を集め、自由を手に入れるために幻想的な戦いに挑むアクション・ファンタジー。
『300<スリーハンドレッド>』のザック・スナイダーが監督を務め、サムライや悪魔が暗躍する壮大なアドベンチャーを構築。
現実と想像の世界のはざまで躍動的な演技を見せるエミリー・ブラウニングら美人女優たちのファイトに注目だ。(シネマトゥデイ)

【予告編】














この映画には3つの世界が登場するので、ややこしいのですがそのあたりに気をつけながら物語のメモ。

ベイビードール(エミリー・ブラウニング)は母親が死に、その母の遺産が二人の娘に与えられることに激怒した継父から妹を守ろうとして継父にむけて発砲する。
このあたりの映像ではよくわからないんですが、発砲でその跳弾で妹を殺してしまったか、継父により妹を殺されそのぬれぎぬをきせられ、レノックス・ハウス精神病院に入れられてしまう。
そこで継父に買収されたレノックス・ハウスのブルー・ジョーンズ(オスカー・アイザック)により、ベイビードールはロボトミー手術を行われ、記憶を消されそうになる。

そのロボトミー手術の器具を刺されそうになるその時、場面が変わります。

ロボトミー手術の器具を刺されそうになるその時、突然「やめ!やめ!」と患者が叫び手術を止め拘束具をはずさせます。
かつらをとった女性はベイビードールではなくスイートピー(アビー・コーニッシュ)にかわっており、場所もレノックス・ハウス精神病院ではなく売春宿に。
ベイビードールは孤児院からこの売春宿に大富豪への献上品として連れてこられていた。
そしてある日、ベイビードールは夜の舞台で踊るダンスの練習をさせられる。

ここでまた世界が変わります。

雪がふる寺院にいる一人の老人。
彼から「5つのアイテムを探して自由を勝ち取れ」といわれ、その5つのアイテムは「地図」「炎」「ナイフ」「鍵」、そして最後はまだ謎。
日本刀と銃を受け取ったベイビードールは鎧武者に襲われるもなんとか撃退する。

ここで世界は再び売春宿へ。

売春宿ではベイビードールの素晴らしく魅力的な踊りに誰もが魅了されていた。
ベイビードールは自分の踊りの力を利用し、この売春宿を脱出しようと考える。
そしてその計画にスイートピー、ロケット(ジェナ・マローン)、ブロンディー(ヴァネッサ・ハジェンズ)、アンバー(ジェイミー・チャン)が加わる。
脱出に必要なものは「地図」「炎」「ナイフ」「鍵」、そして最後はまだ謎。

このアイテムを集める方法が、ベイビードールが踊りでターゲットを夢中にさせている間に、仲間が手に入れるというもの。
この踊りの間は、違う世界に場面が映りアクション全開のシーンで、ここでの作戦が成功すれば売春宿での作戦も成功する仕組み。
たとえば、「地図」を手に入れようとするときはドイツ軍から地図を奪うミッションで、「炎」のときはドラゴンからクリスタルを奪うミッションみたいな。
それぞれワイズマン(スコット・グレン)の下、ミッションにあたる。

「地図」「炎」と手に入れることに成功するが、「ナイフ」の入手時に失敗しロケットが死に、作戦がばれたことでブロンディー・アンバーが売春宿の主ブルーに殺される。
ベイビードールはブルーと二人になったスキに「ナイフ」で襲い、「鍵」を入手しスイートピーと売春宿を脱出しようとするが、最後の1が必要になる。
それはベイビードール自身。

スイートピーを逃がすためのベイビードールの踊りがはじまるその時、世界はレノックス・ハウス精神病院へ。
そしてベイビードールはロボトミー手術を行われる。
ロボトミーをうけたベイビードールが移動させられている間に、売春宿でおきたことがこのレノックス・ハウス精神病院でも起きていたことがわかる。
これまでの売春宿シーンはロボトミー手術をうける直前のベイビードールの走馬灯的な回想シーンで、レノックス・ハウス精神病院にはいってからブルーによって虐待を受けたせいで彼女の中で舞台や設定がかわってしまっていたことが明らかになります。

エピローグ的にスイートピーが脱出に成功し、ワイズマンが運転するバスにのるシーンがあるのですが、映画見た直後は「どーゆーこと?」って感じでしたが、なんとなく自分なりに考えた結果、冒頭のレノックス・ハウス精神病院シーンと売春宿シーンでは設定はかわれども登場人物はかわっていないのですが、ワイズマンだけがこのどちらの世界にも存在せず、ベイビードールのダンス中の世界にしか登場しません。
つまり、ワイズマンがいる世界はベイビードールの妄想の世界ってことになるわけで、ラストのスイートピー脱出シーンもベイビードールの妄想。
妹を助けられなかったベイビードールが「ロケットとスイートピーの姉妹の物語」と出会い、自分は「ロケットとスイートピーの姉妹の物語」で手助けをする役割で自分が主役ではないと考え行動する。
その結果、スイートピーは助かったという妄想の世界をつくってしまうという、ダークなハッピーエンドって感じなんですかね?
実際の結末はわかんないですけど、ベイビードール視点の映画だからしょうがないです。

予告編とかで見てたバトルシーンはベイビードールの踊りの素晴らしさ表現で、『BECK』でのコユキの歌が凄すぎて聴こえない表現みたいですが『エンジェルウォーズ』のは『BECK』よりお金をかけてザック・スナイダーの趣味全開にした感じ。
セーラー服でパンチラしまくって日本刀振り回して、売春宿のダンスのときはブルマ姿ですよ?
ただのブルセラ映画やん!!
まぁ『BECK』では「なにこれ、音響設備の故障?」って観客を不安にさせるのに対して、こちらではパンチラアクションが楽しめるので、こっちのが何百倍もいいですけどね!
でも、ダンスシーンの妄想がアクションシーンですけど、そもそも現実はレノックス・ハウス精神病院なわけで、さらにその現実でも脱出に必要なアイテムを集めているわけで・・・。
現実世界でどーやって集めるかと言えばもう性的なあれを使ってってことになるわけで。
それからの妄想の妄想のアクションシーンとか考えると全然爽快じゃない・・・。

アクションシーンでの雰囲気はなんとなく『Gears of War』っぽく、全体的になんとなくゲームっぽいです。
最初に『地図』を手に入れるときはなんとなくバイオ5のマーセっぽいし。
でもアクションは全体的になんか微妙ですけど。

そんなこんなで62点ぐらい。
ベイビードールがちょーかわいくて、そんな娘のパンチラやブルマ姿までみれるわけなので男子は見に行った方がいいよ!
お客さんは4人しかいなくて、日本でも大コケ間違いないけどね!!
それにしても寺に鳥居があるとかって間違った日本像はなかなかなくならんものですね。

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』(ネタバレしまくり)

$ネットッゲーム、はじめました。
『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』
監督 増井壮一
脚本 こぐれ京
出演者 矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ、真柴摩利、林玉緒、一龍斎貞友、佐藤智恵、玄田哲章、小桜エツ子
愛河里花子、櫻井智、堀内賢雄、なかじままり、井上喜久子、川浪葉子、大西健晴、田中一成、阪口周平、 浦山迅、乃村健次、村上信五(関ジャニ∞)(友情出演)、大倉忠義(関ジャニ∞)(友情出演)、山野史人
主題歌 関ジャニ∞『イエローパンジーストリート』
上映時間 107分
キャッチコピー 『父ちゃん母ちゃん 実はオラ、スパイです。』

【あらすじ】
国籍不明の少女レモンが届けたアクション仮面からのメッセージによって、アクションスパイとなったしんのすけ。
レモンの指導のもと、スパイとしての特訓を積むことに。
変装や潜入、秘密道具といったスパイの訓練に夢中になる中、しんのすけに前代未聞のミッションが下される。
子どものみならず大人にも評判の大人気アニメ「クレヨンしんちゃん」シリーズの、劇場版第19弾。
スパイになった野原しんのすけが変装や潜入捜査に挑戦し、前代未聞のミッションで繰り広げる活躍をギャグ満載で描く。
監督は、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!』などで絵コンテを担当し、本作で長編映画デビューを飾る増井壮一。
謎に包まれたミッションと共に、秘密が生まれてしまった野原一家の行方にも注目。(シネマトゥデイ)


※注意
今回はあまりにおもしろすぎたせいかネタバレどころの騒ぎではなくなっています。
観に行く予定の人は見ない方がいいですよ!
あと、無駄に長いです。


















劇場版クレヨンしんちゃん第19弾『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』観てきましたー。
昼の2時の回だったのでお客さんは子供がけっこういたけど、まぁ3割ぐらいの入りでした。
クレヨンしんちゃんの映画を観るときには子供の観客がいるってことがすごい大切なのですよ!
そんな今回のテーマはたぶん・・・、おなら!

映画は今作のヒロイン・レモンちゃんがスリーサイズ研究所とかゆー施設に潜入するところから始まります。
華麗に潜入し施設のデータから目的の情報を探すレモンちゃん。
あるデータと100%一致する目的のデータがみつかり、その人物の現在地と今の様子がモニターに表示される。
ターゲットの所在地は日本の埼玉県は春日部市。
そこで・・・おしりを振っていた。

「・・・何?」

ここでOPです。
恒例のクレイアニメなんですが、ゆずの北川悠仁作詞作曲の曲が流れてからのOPは劇場版クレヨンしんちゃんらしからぬかっこよさでした。
OPはオチ的にしんちゃんのおしりが挟まって終わるのですが、大人ならこんなことではくすりともしませんが、子供たちは爆笑。
大人からすればなんでこんな演出を?とか思うところでも子供は笑ってたりするので、クレヨンしんちゃんの映画は子供がいる環境で観た方が笑いが多くて、劇場の雰囲気もよくなっていい感じです。


場面は変わって春日部の野原一家。
アクション仮面のDVDを楽しんでるしんちゃんがすかしっぺをかまします。
それを抜群のタイミングで吸い込むひろし・みさえ・ひまわり。
ひろしはしんちゃんのすかしっぺに激怒します。

「おならをするなら堂々としろ!すかしっぺは卑怯者のすることだ!!」

これで改心したしんちゃんは堂々と音のするおならを繰り出そうと力むがなかなかでず、これはもしかしてあっちのものが・・・ってところでみさえからのげんこつストップが入ります。
その後、しんちゃんが街中をあるいているとアクション仮面のマスクが落ちていた。
なんの躊躇もなくそれをかぶると、アクション仮面からアクションスパイになってほしいと頼まれる。
しんちゃんの前にエージェント・レモンが現れるから、彼女と協力して頑張ってくれと。
すると目の前に一人の少女が現れます。
少女は自分はアクションスパイのレモン、7歳と名乗ります。
これから一緒にアクションスパイとして頑張ろうと言い、スパイになればアクション仮面に会えるよとしんちゃんを丸めこみさっそくとある屋敷に潜入することに。

過去作ではしんちゃんとアクション仮面は知り合いだったはずなのですが、そんな設定はなかったことになってます。
アクション仮面に名前を呼ばれて感激してますし。
まぁおもしろければいいんですが。
この屋敷への潜入は特に意味がなく、しんちゃんのスパイとしての適性をはかるのが目的だったようです。
適性はどうだったかといえば、レモンちゃんの話をきかない、しんちゃんからの質問に答えてもかみ合わない、罠にさわって見つかるなどなど。
レモンちゃんをメロンちゃんと読んだり、隠れてる最中に「どこに住んでるの」と聞いて「静かに!」って言っわれても「静岡かー」と緊張感が皆無だったり。
個人的には、はじめはレモンちゃんから渡された黒いスーツを着ていたのにすきを見ておしりまるだしのカエルスーツの着替えていたところで爆笑しました。
レモンちゃんにすぐに着替えてと怒られ、「お前はもう一緒に連れて行けないんだよ~」とか言いながらカエルスーツをたたんでるところがツボすぎた。
ここでの上に登るときにの登り方や、レモンちゃんに出身地をきいて「スカシぺスタンよ」と言われて「すかしっぺしたの!?」のやりとりは後々にも出てくる大事なポイントです。


このミッションでしんちゃんには相当な訓練が必要だとわかったレモンちゃんはしんちゃんに訓練カードを手渡す。
課題をクリアするたびにシールがもらえて、それを全部集めればアクション仮面の出来上がり。
さらに最後はアクション仮面とも握手ができちゃう。
そんなわけで翌日からレモンちゃんとの特訓が始まる。
訓練のためにしんちゃんを家まで迎えにきたレモンちゃんは、そこでのしんちゃんとみさえのやり取りを不思議そうに見ています。
どうやらレモンちゃんの家庭とは大きな違いがあるようです。
さっそく訓練をはじめたレモンちゃんとしんちゃんのところへいつもの面々がやってきます。
風間君・ネネちゃん・ボーちゃん・マサオくん。
今日はリアルおママごとの約束をしていたのにしんちゃんが来ないから迎えに来たのだとか。
そんな四人にレモンちゃんは、しんちゃんはアクションスターになるための訓練中だからみんなとは遊べないと追い返します。
レモンちゃんに超絶的なアクションをみせつけられレモンちゃんの言い分を信じた4人ですが、今度はスキあらば自分を芸能人にスカウトされるように売り込みのチャンスをうかがいながら二人の特訓を隠れて見ています。
特訓の方はと言えば、悪の博士に取られたアクション仮面の正義のカプセルを取りかえすためのものだそうです。
その特訓中にレモンちゃんのケータイがなり、作戦の報告を行っていると、しんちゃんは河原でバーベキューしているオネイサンたちを見つけ、突撃します。
しかし、レモンちゃんのそばを離れ一人になったしんちゃんをアヒルさんボーツに乗ったあやしげな二人が連れ去ろうとします。
それに気づいた風間君たちはアヒルさんボートをおいかけ、また遅れて気づいたレモンちゃんも急いで駆けつけます。
レモンちゃんは風間君たちにこれはアクションスターの特訓の一部で、そういえば子役たちがたりなかったからあなたたちをオーディションしたいとしんちゃん奪還作戦に利用します。
レモンちゃんとかすかべ防衛隊の活躍でしんちゃんを取り戻すことに成功します。

流れだけ書けば真面目そうですが、このあたりはもうお笑いシーンだらけです。
それはなんの特訓?って感じの特訓シーンや(この特訓が後々ちゃんと生きてきます)、悪役らしき二人との「スカシぺスタン」「すかしっぺしたの!?」やりとり(これはもう恒例になってきます)。
オーディシションと思って頑張る4人、特に腹黒マサオくんは最高。
中でもずば抜けてツボだったのが、アクションスパイには必須らしいヨーヨーの練習シーン。
木の枝にまきつける練習中に枝にはじかれたヨーヨーがしんちゃんのぞうさんを直撃。
失敗したしんちゃんに「(まきついて成功する良い)イメージすることが大事よ」とレモンちゃんがアドバイスするが

「オレは二枚目、オラは二枚目・・・」

と間違った良いイメージをするしんちゃん。
ここはもう最高。
この時の悪役二人が関ジャニの二人なので演技はアレですが、まぁまぁこれはね。
それよりもしんちゃんがオネイサンって駆け寄るオネイサンがぎりオバサンじゃないぐらいの年齢にしか見えなくて、もっとピチピチさせればよかったのに。
他にもレモンちゃんをサポートする家政婦の市原悦子そっくりのしゃべり方のイツハラさんも登場します。
あらすじとか予告編の段階で今回は大好物のかすかべ防衛隊は登場なしか―と思ってたところでの登場だったので、なかなか不憫なあつかいでしたけど良かったです。


しんちゃんを無事に取り戻し、イツハラさんが運転する車で野原家へ。
自分の家庭と全く違う野原家の温かい食卓に参加して戸惑うレモンちゃんのところへ野原一家ごと移動させろと指令が入ります。
野原一家を眠らせて連れ去ることに成功したレモンちゃん。
目が覚めたしんちゃんにレモンちゃんの両親とアクション仮面から「ヘーデルナ王国」のヘガデル博士のところからカプセル取り返してきてと言わ、しんちゃんだけ家族と別れて、レモンちゃんとミッションに当たります。
アクション仮面はそのカプセルがないと夜よく眠れないらしいです。
そして飛行機から降下し、イツハラさんと合流後ヘーデルナ王国へ。

飛行機でしんちゃんとレモンちゃんとの「アクション仮面のどこが好き?」「顔かな」のやりとりとか勇気を出して(?)の降下シーンとかお笑いはそこそこありますが、全体的に抑え気味。
作戦開始前の緊張感とでもいいましょうか。
でも、降下にびびる場面でブリブリ王国の秘宝で躊躇なく飛び降りてたのに・・・とかちょっと思っちゃった!てへっ!
降下の勇気を出すときに、先ほどの河原のオネイサンたちが一役買うのですが、ここでも使われるならやっぱりもっとピチピチにしておかないと!!
 

ヘーデルナ王国のヘガデル博士の屋敷では新種の「となりのトロロイモ」完成パーティが開かれています。
レモンちゃんはしんちゃんに今回の作戦を説明すし、さっそく変装&女装して潜入するレモンちゃんとしんちゃん。
監視ルームみたいなところへ行き、「割増しとくからマッチを買って」作戦で気を引きカギを入手。
階段で9階まで上がりなんだかんだでカプセルがある部屋への入り口にたどりつく。
ここからはしんちゃんが一人で潜入することに。
なぜならその研究室へのカギはヘガデル博士の体型になっており、ヘガデル博士と完全に一致する体型のしんちゃんしか入ることができないのだ。
数々のトラップをくぐりぬけ研究室にたどりついたしんちゃんだったが、そこには来ることを予測したヘガデル博士がまっていた。
そこでしんちゃんは今回の任務の真実を知る。
ヘガデル博士は長年おならの研究をしてきた。
おならのせいで地球が温暖化してるからおならが出ないイモの研究をしていたところ、逆にすげーおならの出るメガヘガデルを作ってしまった。
何かの役に立つかもしれないと置いておいたが、これにスカシぺスタンが目をつけ盗んで悪用しようとしているというのだ。
普通ならここでだまされていたことに気づきそうですが、しんちゃんはまったく話を聞いておらずアクション仮面の正義のカプセルを奪取。
帰りはレモンちゃんの指示でセンサーにわざとひっかかり、トロロイモトラップにながされてるところをレモンちゃんが救出し、二人は無事に脱出成功。
これで特訓カード最後のシールを手に入れて、アクション仮面と握手ができるとわくわくするしんちゃん。

普通の映画であれば緊張感で手に汗握るシーンになりそうですが、ここは全編完全にお笑いです。
マッチ売りの少女の「そうよそうよ、きっとそうよ」。
9階まで階段であがるときのだんだんバテていくしんちゃんの高笑い。
研究室の上を通過してる時のすかしっぺに失敗しての「努力はみとめてほしい・・・」。
研究室通路前の見張りのゴキブリ・ミヤマクワガタ騒動。
そして、研究室へのカギが体型だってことでしんちゃんの全身がスキャンされるのですが、この時にしっかりとしんちゃんのぞうさんのさきっぽまでスキャンしてる!
ヘガデル博士はそこまでしんちゃんと完全一致!!
しかも潜入作戦を説明するときにこの屋敷全体が見れるのですが、この屋敷の構造がしんちゃんにそっくり。
研究所はしんちゃんのおしりの先に位置していて、ここもおなら!


スカシぺスタンにもどった二人はナーラオとヨースルに会い、メガヘガデルを渡す。
ここにアクション仮面のスーツをきたおっさんが登場し、ナーラオとヨースルに給料を請求。
アクション仮面と握手ができるとワクワクしていたしんちゃんは騙されていたことに気付くが、用済みだと連れて行かれる。
ナーラオとヨースルのたくらみはこんな感じ。
メガヘガデルを大量に作り、それを国民に食べさせて大量のおならを溜める。
このおならをミサイルとして世界中にうちこんで世界中をくさくする。
屁だけに兵器。
そしてメガヘガデルを食べたらどうなるかの実験台として野原一家(成人男・成人女・子供・赤ちゃん・犬)は連れてこられたのだ。
優しかった野原一家が実験台にされるのを目にしたレモンをショックをうける。
メガヘガデルの入手と実験の成功に分析そっちのけで祝杯をあげるナーラオとヨースル。
仕事場でオナラしたり、彼氏の前でオナラしてふられたりしたのが今回の動機だと語り、酔いつぶれる二人。
レモンちゃんはメガヘガデルを取り返し、野原一家を救出する。

今まで親のいいなりになっていたレモンちゃんが自分の意志で行動するパートです。
作戦を通してしんちゃんと仲良くなり始めていたレモンちゃんだが、だまされていたことに気付いたしんちゃんから「うそつき」と言葉をぶつけられます。
さらに優しかった野原一家をひどいめにあわせ、それを見て喜んでいるナーラオとヨースル、そして自分の両親に疑問をもちます。
お笑い要素はあるにはありますが、抑え気味な場面です。


レモンちゃんは野原一家を逃がした後、兵器なんとかしようと一人で行動を続けます。
野原一家は脱出させるために待ち構えていたイツハラさんと合流しますが、しんちゃんは単身レモンちゃんを助けにもどります。
それを見てイツハラさんもレモンちゃんを助けにむかい、ひろしたちもイツハラさんのスペシャルカーでむかう。
しんちゃんとレモンちゃんはなんとか合流するも、敵に見つかってしまい逃走。
ミサイルにメガヘガデルをつけて海に撃ちこもうとするも失敗し、二人は早々を続ける。
イツハラさんやひろしたちの助けもあり逃げ続ける二人だが、疲れたしんちゃんがメガヘガデルを食べ始める。
捨てる方法が見つからなければ食べればいいと気付いたレモンちゃんも一緒に食べ始めます。
しかし、あと一切れずつとなったところでナーラオとヨースルたちに追い詰められます。
二人はある方法で気を引いたスキにナーラオとヨースルにメガヘガデルの最後の二切れを食べさせます。
ナーラオとヨースルはおならでふっとび、しんちゃんとレモンちゃんの爆発的なおならでミサイルなどの兵器も吹っ飛びます。
その後、レモンちゃん一家は仲直りしヘーデルナ王国へ亡命。
しんちゃんとレモンちゃんが握手をしてお別れ。
めでたしめでたし。

「ひまわりかい・・・?おにいちゃんに顔を見せておくれ・・・」
爆発的なおならで燃え尽きたしんちゃんの台詞です。
今回はこーゆー小芝居的な笑いがおおくて、そのどれもがツボすぎでした。
映画クレヨンしんちゃんですが、今作の主人公はしんちゃんではなくレモンちゃんです。
親の言いなりになってスパイ活動をしていたレモンちゃんが、野原一家と触れあい、自分の両親やナーラオとヨースルがやろうとしていることがおかしいことだと自分で考えて気づきます。
レモンちゃんが兵器を壊そうとしているときに最初に両親にみつかります。
そこでレモンちゃんは世界中がおならくさくなるなんて変だよ!大人なのにわかんないの!?と初めて親へ反抗します。
親の言いなりで反抗しない子がいい子なのではないのです。
映画クレヨンしんちゃんのヒロイン史上一番しんちゃんと年齢がちかいからこそ、しんちゃんの影響を一番受けて成長しやすいとも言えるのではなかろうか。
その後、ナーラオとヨースルに追い詰められ銃を向けられるレモンを父親が助けるシーンがあるのですが、母親のほうがキツかったので母親のこーゆーシーンも欲しかったな~と思ったり。
ラストでレモンちゃんと握手するところは、アクション仮面と握手できなかったけど、新しい友達と握手でハッピーエンド!
そして、おしりでおわり。
エンドロール中の映像もラストはおしりってかうんちで終わったし。


そんなこんなで83点ぐらい。
雰囲気としては栄光のヤキニクロードに近いかも。
予告編とか劇場にあった冊子の漫画読んで全く期待してなかっただけに、すげーおもすろかったです。
最後に来年の20周年記念映画の作製決定!で終わったので来年も楽しみです。
でも、15周年のが歌うケツだけ爆弾!なので期待しすぎたら裏切られそうですが・・・。
しかしながら、興行収入がオープニング1.9億で5.5億のコナンに大差をつけられてしまったあたり、やっぱりみんな期待してなかったんかねぇ。
オタケべ!カスカベ野生王国がオープニング1.7億で最終10億だったので、今回も10億ぐらいかなぁ。
よし、もう一回見に行こう!!

映画『幸せの雨傘』(ネタバレしまくり)

$ネットッゲーム、はじめました。
『幸せの雨傘』(原題 Potiche)
監督 フランソワ・オゾン
脚本 フランソワ・オゾン、ピエール・バリエール、ジャン・ピエール・グリディー
出演 カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェラール・ドパルデュー、ファブリス・ルキーニ、カリン・ヴィアール、ジュディット・ゴドレーシュ、ジェレミー・レニエ
美術 カティア・ワイスコフ
衣装 パスカリーヌ・シャヴァンヌ
上映時間 1時間43分

【あらすじ】
スザンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は毎朝のジョギングが日課の幸せなブルジョワ妻だったが、ある日、雨傘工場を運営する夫ロバート(ファブリス・ルキーニ)が心臓発作で倒れ、雨傘工場を切り盛りすることに。
亭主関白の夫の下で押し黙る日々を送っていた彼女だったが、子ども、昔の恋人、工場の従業員たちの協力を得て予想外の本能が目覚めていく。
ジョギングが日課の裕福な妻が、心臓発作で倒れた夫の代わりに雨傘工場を任されたことで意外な才覚を発揮していく人間ドラマ。
フランソワ・オゾン監督とカトリーヌ・ドヌーヴが『8人の女たち』以来のタッグを組み、一人の主婦が問題を乗り越えながら自分の居場所を見つける姿を、コミカルな演出を交えながら描く。
ジャージ姿や歌声を披露する大女優カトリーヌのコケティッシュな魅力満載で、涙あり笑いありの女性賛歌に共感必至。(シネマトゥデイ)

【予告編】














近所のシネコンは短期間だけ上映するってことで観てきました。
同じ系列のシネコンが同じタイミングでちょいと前に公開した映画をやってるので、ちょいと前に公開した映画をそのシネコンの好みで選んで上映しているのかも。

原題のPoticheは実用性のない装飾品とやら、本編中にカトリーヌ・ドヌーヴ演じる主人公スザンヌが娘に言われた皮肉からとってます。
字幕だと飾り壺って訳されてた。
原題のままだと意味が分からないし、飾り壺だとダサいので、雨傘工場が舞台でカトリーヌ・ドヌーヴが『シェルブールの雨傘』で有名になったっての関係あるのかないのか、『幸せの雨傘』ってタイトルになった・・・のかは定かではないですが、本編に雨傘はあんまり関係なかったです。

物語は

毎朝のジョギングとポエム作りに励むスザンヌ・ピュジョル(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、優雅で退屈な毎日を送っていたが、この生活が幸せなんだと思うようにしていた。
夫のロベール(ファブリス・ルキーニ)は婿養子だが雨傘工場の経営者になり、スザンヌには仕事も家事もやるなと命令し、会社の秘書ナデージュ(カリン・ヴィアール)と浮気したりとやりたい放題。
そんな母親に娘のジョエル(ジュディット・ゴドレーシュ)は、「飾り壺のママみたいになりたくない」といわれてしまう。
息子のローラン(ジェレミー・レニエ)は大学に通うも工場を継ぐことも、政治にも興味がない芸術家肌。
父親から恋人との交際に反対されていて、表向きの理由は家の格が違うからと言っているものの、本当は恋人の母親と浮気していた時とその母親の言葉から、異母兄妹の可能性が高いからだった。
そんな時、、雨傘工場でストライキが起こる。
従業員からの要求を断固拒否したロベールは社長室に監禁される。
スザンヌは夫を助けるため、昔の浮気相手で現市長のモリス・ババン(ジェラール・ドパルデュー)に力を貸してくれと頼みに行く。
今でも彼女のことが忘れられないでいたババンの尽力でロベールは解放されるが、ショックで心臓発作を起こし倒れてしまう。
そんな騒動の中、何も知らないスザンヌがいつの間にか工場を運営することになる。
しかしスザンヌは、その明るく優しい性格で従業員たちの心を掴んでいくのだった。
創業者の娘でもある彼女は、父親の代から勤める従業員たちに対して家族のような思いやりを持って接し、ストは終結。
今やスザンヌの主婦目線による自然体の経営方針が次々と花開き、工場は見違えるように業績を伸ばしていた。
ジョエルとローランも母親をサポートし、ナデージュさえスザンヌに心酔している。
だが、やっと自分の人生を歩き始めたスザンヌのもとに、退院した夫が帰ってきた……。


予告編とかネットとかで見たあらすじだとここまでだったので、あーこんな話なんだろうな~とだいたい予測していたのですが、ここからの展開がまったく予想外でした。
観る予定の人は読まない方がいいですよ!


自分の居場所をみつけたスザンヌは夫に社長の座を譲るつもりはなかった。
会社の株は夫が45%、スザンヌとスザンヌ姉が15%ずつ、娘と息子が10%ずつ、のこりが5%。
夫が戻ってくる前にスザンヌは手まわしをして夫以外の株主を味方につけていた。
ローランがまだ異母兄弟かもしれない恋人とつきあっていることを非難するが、スザンヌからローランはあなたの子供じゃないから大丈夫と言われ、社長に戻るのはあきらめて家で大人しくしてなさいと告げる。
ショックでしばらくはおとなしく家にこもっていたロベールだが、ジョエルからスザンヌとババンの昔の関係を聞き、ローランの父親がババンだと考える。
ロベールは、スザンヌとの関係もローランがお前の息子だってことも知っている。このことを世間にばらされたくなければはスザンヌが海外に工場移転、今の工場を縮小し人件費をカットしようとしていると情報を流すようにババンに要求する。
ババンはスザンヌとの関係がバレたことよりも、自分に息子がいたことに感激し、スザンヌに本当かたしかめにいく。
スザンヌが自分のことを思っていて息子がいると舞い上がるババンにスザンヌは、ローランはあなたの子供ではないと告げる。
おそらく亡くなった父の遺産を整理しているときの公証人の子供だと思うが、もしかしたらあのテニスプレイヤーかも・・・。
この事実にブチギレたババンは、ロベールに言われたままに情報を流す。
そこを狙ってロベールは従業員から不信感をもたれたスザンヌの解雇を株主総会で要求し、ジョエルの裏切りでスザンヌは社長の座を追われる。
これをきっかけにスザンヌはロベールとの離婚、そして政界進出を決意する。
選挙ではババンと敵対することになるがローランの協力もあり見事に当選。
ラストは当選の会見みたいなところで「人生は美しい」とかってゆーフランスでは有名らしいシャンソンをスザンヌが熱唱しておしまい。


正直な話、映画を観る前はスザンヌが経営者にむいてることが判明し、会社を立て直してからロベールが復帰してからは、まぁ対立するかごまかしつつのどたばたものかにして、結局は二人が仲直りして家族円満みたいなながれだとばっかり思ってました。
予想外のなんでもありな展開におどろくってゆーよりあっけにとられるって感じです。
カトリーヌ・ドヌーヴが三本線の赤いジャージに気をとられて、甘く見てました。
しかも後半では別カラーの同じジャージ姿まで披露してくれてる気がききよう。
これはもうカトリーヌ・ドヌーヴのアイドル映画に違いない!

スザンヌの過去を演じてる女優さんが名前分からないけどすげー奇麗なのに、スザンヌの過去シーンがほとんど全部浮気の告白なために毎回Hシーンってゆー・・・。
あと、ジェラール・ドパルデューはなにがあったんだってぐらいに太ってた。

個人的には息子のローランがけっこうお気に入りです。
はじめはローランの娘かもしれない子と付き合ってるのですが別れてしまい、スザンヌの選挙活動の手伝いをしてるときはイケメンと仲良くなってます。
そのイケメンが公証人の息子で、お前はまたそんなややこしいところに・・・。
もしかしたら兄弟かもしれないって・・・、えっ!?今度はそっちに?オゾン作品だけに?あーっ!!

そんなこんなで60点ぐらい。
まぁ勢いで楽しめたけど、話はけっこうひどいもんだと。
レイトショーで観たのですが、ぼくを含めて4人だけで、しかも残りの3人が主婦らしき女性で今後おかしな行動に出ないか心配です。
別に絶対に観なさいって感じではないですが、とりあえず夫婦で観に行くのはやめたほうがいいかな。