六歌仙のひとり僧正遍照。
天津風(あまつかぜ) 雲の通ひ路(かよひじ) 吹き閉ぢよ
をとめの姿 しばしとどめむ
僧正遍照(12番) 『古今集』雑上・872
訳 みつる
天の風よ。
雲間の通り道を閉ざしてくれ。
天女の舞い姿をしばらくとどめておきたいのだ。
「をとめ」とは「天つ乙女」、つまり「天女」のこと。
この歌は陰暦11月の新嘗祭(にいなめさい)翌日に
宮中で披露される「五節の舞」を舞う少女たちのこと。
小野小町との恋。
小町 「もし私に会いたいなら、毎日私の庭に1本づつ
シャクヤクの花を植えてください。
それが100本になったら、
あなたとお会いしましょう」
そこで毎日小町の家の門前に来て花を植えますが、
ちょうど今日で100本というその日に嵐に遭い、
川に掛けた橋が崩れたため濁流に呑まれ、死んでしまったのでした。
これは伝説なのだが、昔から石田純一みたいなことをする奴がいたんだな。
そのプレイボーイの写真を入手。
イケメンですね。
このイケメン坊主。
小町が清水寺で
岩の上に 旅寝をすれば いと寒し
苔の衣を われにかさなん
訳 「岩の上の寺に旅寝をしていると、
大変寒いので、あなたの僧衣を貸して頂きたい」
と読むと、
世をそむく 苔の衣は ただ一重
かさねばつらし いざ二人寝ん
「世を捨てて出家した僧の衣は一枚以外に何もなく、
そうかと言って貸さないのも悪いので、
二人一緒に寝ませんか」
と読んだらしい。
簡単にいえば、小町がプレイボーイで名高い坊主を
からかって、寒いんで僧侶の服を貸してというと、
この服は貸せないけれど
一緒に抱き合えば暖かいんじゃないの
とまあー、坊主のくせにチャラい。チャラい。
やっぱ、ハゲはスケベ―だ。