タイトル 「天使の羽」 853 | 可愛い君に愛を囁きたい


 鈴音に初詣の話をすると、


 鈴音は悔しがった。


「なんで、私を誘わなかったのよ」


「だって練習あるでしょ」


「ばーかっー!」


 鈴音は妬いているのだ。


 二人きりで楽しんでるように、


 鈴音には感じられたのだ。


「きめた、私、初詣に行く。


 沙希ちゃんと明治神宮に行く」


「ダメよ、まだ立つのがやっとなんだから」