(2024.3.26)

 

 

 新型コロナワクチン接種後の症例経過(副反応疑い報告)などついての内容(抜粋要約、時系列)はつぎのとおりです。

 

 

○副反応検討部会(令和4年10月7日)接種後の死亡事例が1883人に増加。

⇒審議の概要(厚労省HP)

(全体のまとめとして)これまでの報告によって(省略)引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないと評価されました。

(12歳以上の死亡例について)現時点において、ワクチンとの因果関係があると結論づけられた事例はなく、4回目接種後の事例を含め、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える程の重大な懸念は認められないとされました。

 

○(令和4年10月7日)接種

▽6歳の女性

 病歴等:なし

 10月07日 女性患者はワクチン3回目接種を受けた。

 10月08日(ワクチン接種1日後)40度以上の異常高熱を認めた。

 10月09日(ワクチン接種2日後)体温は38.0度であった。

 10月10日(ワクチン接種3日後)回復した。

 10月11日(ワクチン接種4日後)口唇の腫脹、発赤を認めた。血液検査には異常なかった。

 10月12日(ワクチン接種5日後)症状は消失した。

 10月28日(ワクチン接種21日後)最終チェックを行ったが異常はなかった。

 報告医師は事象を非重篤と分類し、事象とワクチンとの因果関係は提供されなかった。

 報告医師の意見:原因不明の口唇腫脹、発熱。

 

○(令和4年10月11日)接種

▽37歳の男性

 病歴等:花粉症(継続中か詳細不明)

 10月11日 男性患者はワクチン2回目接種を受けた。

 患者は生来健康であった

(ワクチン接種1ヵ月後)患者はギラン・バレー症候群を発現した。

 けいれん、末梢神経障害、知覚異常、関節炎を発現した。

 さらに、両上肢に力が入らない、発語障害、胸痛、眼痛、四肢関節痛、振戦、胃腸障害、不眠、頭痛、動悸、メマイ、耳鳴、ブレインフォグ等が出現した。

 患者は、歩行器または支持があれば5メートルの歩行が可能であった。

(ワクチン接種1年4ヵ月後)事象の転帰は、未回復であった

 報告医師は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、事象がワクチンに関連ありと評価した。可能性のある他要因はなかった。

 報告医師意見:症状は回復していくかもしれないが、報告者の経験上、時間がかかると考えた。その間、就業は不可である。

 

○アドバイザリーボード(令和4年10月12日)議事概要

▽参考人

 今後の流行対策の方向性、リスク管理として正しいものは、まず第8波のリスク認識をきちんとすること。マスク着用の緩和ではなく、これから来るぞという話のほうが大事。その上で、相当積極的にブースターを勧奨するシステマチックに、いつまでにブースターを接種しよう、なぜなら第8波が来るからという話をしておかないと、困ることになる。

 

○(令和4年10月12日)接種

▽33歳の男性

 病歴等:報告なし

 10月12日 男性患者はワクチン1回目接種を受けた。

 10月14日(ワクチン接種2日後)動悸、呼吸苦、全身倦怠感が出現した。

 他医療機関を受診するも、異常なしと診断された。

 しかし症状が強く、就業できない状態に陥り、休職状態となってしまっていた。

 2月07日(ワクチン接種118日後)当院受診した。

 洞性頻脈を認めた。

 症状及び経過より、ワクチン副作用による症状と診断した。

 治療にてかなり症状コントロールができるようになった。

 2月14日(ワクチン接種490日後)事象の転帰は未回復であった

 報告医師は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と評価し、事象とワクチンとの因果関係は関連ありと評価した。他の要因の可能性はなかった。

 報告医師コメント:ワクチンによる心臓に対する副作用と思われた。

 

○新型コロナ対策分科会(令和4年10月13日)資料

 2価ワクチン(BA.1対応、BA.4-5対応)の現時点で実際の有効性については、十分なデータが得られていない

 

○(令和4年10月13日)接種

▽6歳の男性

 病歴等:報告なし

 10月13日 男性患者はワクチン3回目接種を受けた。

 10月14日(ワクチン接種1日後)体温37.7度。

 10月15日(ワクチン接種2日後)注射部位の疼痛が発現した。

 10月16日(ワクチン接種3日後)41.6度の異常高熱が発現した。

 10月17日(ワクチン接種4日後)体温39.5度。

 10月18日(ワクチン接種5日後)体温39.6度。

 10月19日(ワクチン接種6日後)体温38.4度。

 10月20日(ワクチン接種7日後)36.3度。登校した。

 事象の転帰は回復であった。

 報告者は事象を非重篤、ワクチンとの因果関係を関連ありと判断した。

 

○(令和4年10月16日)接種

▽38歳の女性

 病歴等:なし

 10月16日 女性患者はワクチン2回目接種を受けた。

(ワクチン接種2週間過ぎ)左親指に不随意運動が出現した。

(11月)歩行障害、不随意運動を発症した。

 近医受診後、脳神経内科を受診した。

 画像検査などで、明らかな異常所見なかったようである。

 現在、歩行困難、筋肉に硬直が見られ、左足に強い痛みを伴う。

 10月05日(ワクチン接種354日後)事象の転帰は、後遺症であった

 報告者は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、事象とワクチンとの因果関係は関連ありと評価した。他要因の可能性はなかった。

 報告者意見:mRNAワクチンが神経変性疾患を引き起こすことも指摘されており、因果関係は否定できない。

 

○(令和4年10月20日)接種

▽17歳の男性

 病歴等:報告なし

 患者は電車で通学していた。

 5:30に起きてシャワーをあび、自分でお弁当をつめて7:00には家をでて登校していた。

 これまで休まず健康であった。

 10月20日 男性患者はワクチン4回目接種を受けた。

(ワクチン接種日)微熱が発現した。その後から頭痛が発現した。

 10月21日(ワクチン接種1日後)起立性頭痛が発現した。

 登校できず、就学できない。

 11月14日(ワクチン接種25日後)近医からの紹介で受診した。

 ステロイド投与を試みたが症状に変化なく、改善を得ない。

 頭痛は取れず、学校に行けない

 12月20日(ワクチン接種61日後)現在、患者は「ずっと座っているとか、寝ていると痛くないが、立って歩くと痛む」と訴えた。

 食事は食べない、または、軽く済ましており、あまり食欲もわかない。

 ほとんど臥床して暮らしている。起立不耐症

 検査で異常なし。原因不明。

 12月21日(ワクチン接種62日後)未回復であった

 現時点で、2ヶ月間学校にいくことができない

 心因を推定できる生活上の背景はない。

 報告者は事象を重篤(障害)と分類し、本事象とワクチンとの因果関係は関連ありと評価した。他要因の可能性はなかった。

 

○(令和4年10月28日)接種(令和4年10月29日)死亡

▽27歳の男性

 病歴等:8q症候群、難治てんかん、心奇形術後、精神発達遅延で通院中。

 症状は安定していた。接種前の1週間に特記すべきこと無し。

 10月28日 17:00男性患者はワクチン4回目接種を受けた。

(ワクチン接種日)17:25、ハヤシライス(並)を完食した。

 19:00、自分でふとんに入って寝た(通常どおり)。

 21:00、スヤスヤ寝ているのを確認した。父は患者の左のふとんで寝た(通常どおり)。

(ワクチン接種6時間50分後)23:50、患者は夜中に起き上がり、歩いて布団に戻ってきた。最後の生存覚知時間。父はその後、患者の左上肢の動きを布団越しに感じたが、痙攣しているとは思わなかった。

 10月29日(ワクチン接種1日後)6:00、父が起床した。

 患者の肩、腕、背中が異常に硬かった。妻を呼んだ。反応がなく救急要請

 救急隊員が到着した。紫斑を認めた。うつぶせ、体温喪失を認めた。死後硬直があった。

 死亡推定時刻は0時から1時。

 報告された死因:突然死

 報告医師は、事象を重篤(死亡)に分類し、事象はワクチンと関連ありと評価した。その他疾患等の他要因の可能性はなかった。

 報告医師のコメント:ワクチン4回目当日の死亡事例。心臓や脳に基礎疾患があるが、突然死を予見できる病歴ではない。このようなワクチン注射後の突然死事例は既に数多くの報道があり、また、PMDAの症例集積もあることから、注射薬の急性毒性に対しての疑いを払拭できない。

<専門家評価コメント(令和6年1月26日時点)>

 Ai CT含めた検案から死因が不明であり、評価ができないと考える。

 

○(令和4年11月5日)接種(令和4年11月5日)死亡(後に、ワクチンと死亡との因果関係が肯定される事例です。)

▽42歳の女性

 病歴等:高度肥満、睡眠時無呼吸症候群、高血圧、2型糖尿病

 11月5日 14:18女性患者はワクチン4回目接種を受けた。

(ワクチン接種7分後)せきが出るため車椅子で救護室へ移送。

(ワクチン接種11分後)医師診察時、呼吸苦等の所見が認められ、SpO260%まで低下。

 その後、泡沫状の大量の血痰を喀出。

(ワクチン接種16分後)意識レベル低下

 心停止のため心肺蘇生を開始。

(ワクチン接種22分後)その後、心拍再開するもすぐに心肺停止。その後、救急隊が到着。

(ワクチン接種57分後)病院に搬送された。

 病院受入れ時、心肺停止状態で、心電図波形は心静止。

 心肺蘇生を継続し、アドレナリン投与等を行うも反応はなし。

(ワクチン接種100分後)15時58分、死亡が確認

<専門家評価コメント(令和6年1月26日時点)>

 ワクチン接種直後から顔面蒼白呼吸苦を訴え、血痰を呈し、心肺停止となり、蘇生措置を行ったにもかかわらず死亡に至ったことから、何らかの心肺の障害が生じた可能性が推定された。

 画像所見等の情報の範囲内においては、ワクチン以外の原因として死因となる具体的な異常所見は同定されなかった。

 総合的に判断すると、ワクチン接種と死亡との直接的因果関係は否定できないものと考える。

 

○(令和4年11月5日)接種

▽15歳の男性

 病歴等:アトピー性皮膚炎、気管支喘息(継続中)

 11月05日 男性患者はワクチン4回目接種を受けた。

 11月06日(ワクチン接種1日後)悪寒、倦怠感、発熱が発現した。

 夜、トイレに行くことでさえ、体が動かしにくかった。

 患者は立てなくなった

 11月07日(ワクチン接種2日後)朝、起床した際、患者は立てず、歩けなかった

 両下肢、上肢の筋力低下があった。

 発熱は夕方に解熱した。

 11月06日(ワクチン接種3日後)解熱後も症状は消失せず、脳神経内科への受診が必要となり、入院(11/23まで)となった。

 入院中、治療薬はなく、リハビリテーションのみ実施。

 報告医師は事象を重篤と分類し、ワクチンとの因果関係を関連ありと評価した。他の要因の可能性はなかった。

 接種後、発熱時より症状が出はじめており、ワクチンと症状との因果関係は明らかであると思われた。

 

○(令和4年11月8日)接種

▽32歳の男性

 病歴等:なし

 11月08日 男性患者はワクチン1回目接種を受けた。

(ワクチン接種4時間後)左口唇に違和感が出現した。

 11月09日(ワクチン接種1日後)左口唇側の流延が出現した。

 11月10日(ワクチン接種2日後)左兎眼を合併した。

 報告者の診療所を受診した。

 報告者は、事象を左顔面神経麻痺と判断し、プライバシー病院の耳鼻咽喉科に紹介した。

 顔面麻痺の転帰は、未回復であった。その他事象の転帰は不明であった。

 報告者は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、ワクチンと事象との因果関係を関連ありと評価した。他要因の可能性は不明であった。

 

○(令和4年11月9日)接種

▽57歳の女性

 病歴等:脂質異常症(継続中であるか不明)

 11月09日 女性患者は4回目ワクチン接種を受けた。

(ワクチン接種日)夕方より頭痛、嘔気、熱感が出現した。

 11月10日(ワクチン接種1日後)頭痛、嘔気が改善せず、休んでいた。

 12時に起床した際に、左目が開かないことに気が付き、夫に相談し、救急要請した。

 搬送後、左動眼神経麻痺症状(眼球運動障害、散瞳、左眼瞼下垂)を認めた。

 クモ膜下出血が考えられた。

 安静経過観察にて嘔気、頭痛は経時的に軽快した。

 左動眼神経麻痺は改善せず、眼球運動時に疼痛見られた。

 11月18日(ワクチン接種9日後)より治療を開始し、その後は緩徐に軽快傾向となった。

 11月25日(ワクチン接種16日後)事象の転帰は、未回復であった

 報告医師は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、ワクチンとの因果関係を評価不能とした。他要因の可能性は無かった。

 報告者意見:画像からは、くも膜下出血は外傷性が疑われたが、外傷のエピソードがなかった。経過から、ワクチン由来が考慮されると考え、報告した。

 

○副反応検討部会(令和4年11月11日)接種後の死亡事例が1909人に増加。

⇒審議の概要(厚労省HP)

(全体のまとめとして)これまでの報告によって(省略)引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないと評価されました。

(12歳以上の死亡例について)現時点において、ワクチンとの因果関係があると結論づけられた事例はなく、4回目接種後やオミクロン株対応ワクチン接種後の事例も含め、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える程の重大な懸念は認められないとされました。

 

 

 vol.21時系列の内容は以上です。

 

 国の情報提供における「メリット」「ベネフィット」は、「個人」が「接種の的確な判断に資する」ための「分かりやすい」ものとなっているのでしょうか。

 あらゆる対象集団を一括りにした「接種のメリット>リスク」との情報提供は、適切と言えるのでしょうか。

 

 

 vol.22に続きます。

 

 vol.20はつぎのとおりです。