「塩」の世界史➖歴史を動かした小さな粒④(マーク・カーランス | とばっちのお塩のブログ パート2

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お薬を販売する登録販売者を辞め8年前より、非加熱の天日干しのお塩をお伝えしています。数多くのお塩がありますが、美味しいお塩があれば幸せになります。
 ミネラルはミラクルです。
美味しくて元氣が第一です。

 前回③からの続き

 そして、アメリカ独立とその後の南北戦争でも陰の主役は塩だった。

 イギリスにとっても塩は重要な戦略物資だった。塩ダラを作るためにも、火薬を製造するためにも、そして兵士の食料としても大量の塩が必要だったからだ。そしてそれはフランスもオランダにとっても同様であり、彼らは競って北アメリカ大陸に植民した。


 イギリス植民地でも塩を十分に作る能力があったが、当時のイギリスで莫大な量の岩塩が埋蔵されているチェシャー岩塩鉱脈が発見されたことから、それを売るためにアメリカの製塩を抑制する必要があった。そこでイギリスはリヴァプールから輸出する塩の値段を一気に下げるという手段を講じた。当初、事はイギリスの目論見通りに進んだが、アメリカ移民たちがイギリスを介さない貿易を盛んに行うようになるにつれ、次第に彼らの間に自主独立の機運があがるようになり、やがて独立戦争が始まる。しかし、当時のアメリカは肝心の塩に関しては輸入に頼るしかなく、その結果、独立戦争は長く苦しい戦争となった。


 南北戦争での北軍の勝利は圧倒的な武器産業が原因とされるが、実は製塩量でも両者には5倍の差があり、アメリカが輸入した塩の大半は南部で消費されていた。そして南北戦争が開戦した時、製塩量の差はそれぞれの軍事力の差になった。「食肉保存の塩なくして軍は存続できない」という北軍将軍の言葉が全てを物語っている。そして南部での塩不足に目をつけた投機家たちが塩の価格操作に乗り出した時、南部にはもう勝ち目がないも同然だった。

  次回に続く


 日本は終戦後、日本の塩田が廃止され、その跡には原発が多数作られました。

 現在私達が食べているお塩は、国が作った塩化ナトリウムだけのお塩です。(精製塩であり、工業で使われているお塩です)

 人間の体はミネラルが必須です。

 当お塩は、秦の始皇帝による塩田での福建省産の東シナ海での深層水による完全天日塩です。極めて製法ですので、美味しさが全く違います。

 各ミネラルは味が味や溶けるスピードが違うと言われています。自然乾燥により、そのミネラルの結晶体の調和がその美味しさでは?と感じます。