入院中の友人に、病院食のことを少し聞いてみました。
あまり多くは語らない人ですが、ぽつりと
「魚料理が多い」と。
味にとても敏感な人で、正直なところ不満もある様子です。
私はと言えば、どちらかと言うと味に鈍感。ですが、鯛のお吸い物を作る際には、ほんの少しだけ手間をかけます。塩を振って、少し置いてさっと熱湯をかけます。たったそれだけの事なのに、あの独特な臭みがとれます。
「魚は下処理が大事。塩は欠かせない」と。彼の一言。
九州にいると、新鮮なお刺身に恵まれて、
“魚は新しければ美味しい”と、つい思いがちです。
でも、ある時。
知り合いの魚屋さんで買ったお惣菜に、少し臭みを感じたそうです。
そして今の病院食でも、似た印象を受けるのだとか。
その一方で、海のない栃木で食べた魚料理は
とても美味しかったと話してくれました。
同じ魚でも、どうしてこんなに違うのだろう。
新鮮さだけでは説明がつかない何か。
もしかしたら、その“ひと手間”にあるのかもしれません。
魚の料理の世界には、「立て塩」という下処理があるそうで、ほんの少しの塩が、余分なものを引き出し、
本来の美味しさをそっと整えてくれる。
表には出ないけれど、味を決める大切な役割。
改めて、塩って不思議だなと思いました。
お塩って、表を引き立てる役割と お刺身にした時、お醤油も良いですが、美味しいお塩で食べるのも、美味しいです。焼肉もタレも良いけど、お塩で!
是非、楽しんで頂けたらと思います。
常健塩 とばっち笑店
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