布袋寅泰の音楽でアクションを楽しむ映画だった「Demon City 鬼ゴロシ」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

2020~24年に「週刊漫画ゴラク」で連載された河部真道による漫画「鬼ゴロシ」を「死に損なった男」の田中征爾監督がで実写映画化したNETFLIX作品です。

伝説の殺し屋・坂田周平は、愛する妻と娘との平穏な暮らしのため、殺し屋稼業からの引退を決意するが、坂田が暮らす地方都市・新条市を裏で牛耳る謎の組織「奇面組」に家族を殺されてしまう。自らも瀕死の重傷を負いながら妻子殺しの犯人にされた坂田は12年後に出所するが廃人状態。

しかし、再び現れた奇面組と対峙した彼は正気に返り…


きょう、配信が始まり、仕事終わりで早速観ました。いかにもNETFLIXなドラマがあってないようなアクションメインの作品でした。

冒頭からギャンギャンくる布袋寅泰による音楽でテンションが上がります。

さらにアクションに次ぐアクション。ありきたりのようで、かなり痛そうだったりするし、武器が独特だったりで飽きさせません。

敵の奇面組は仮面を付けているのでスタントマンも使いたい放題だろうからアクションもキレキレです。唯一顔を出して戦わされる生田斗真はよくついていけたと思います。

東出昌大がスケベなキャラだったりして、ハマリ役で、ラスボス松也の歌舞伎っぽいくどい演技も違和感なく観られる世界観か作られていました。

田中征爾監督はまだこれで長編3本目なのに堂々たる演出ぶりを見せていました。

ただ「メランコリック」や「死に損なった男」ほどの物語の面白さがなかったのだけが残念な感じ。