想像以上に酷かった奥山和由監督作品「奇麗な、悪」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

映画プロデューサーの奥山和由が約30年ぶりに劇映画の監督した、2016年にも「火 Hee」のタイトルで映画化された中村文則の短編小説「火」を原作に撮りあげた実験的な自主映画です。

人混みのなかを、まるで糸の切れた風船のように歩くひとりの女。古びた洋館にたどり着いた彼女は、そこが以前に何回か診てもらったことのある精神科医院であることを思い出す。以前と同じように患者用のリクライニングチェアに身を横たえた女は、自身の悲惨な人生について語りはじめ…


奥山和由監督と聞いて駄作だろうなとは思いましたが、思っていた10倍ぐらい酷い仕上がりでした。

瀧内公美さんの独白を変なピエロのオブジェと風景とかを挟みながら何の映画的な仕掛けもなく繋いだだけの作品で素人臭さしかない作り上がりでした。

こんなお粗末なものをベテランプロデューサーがよく世に出せたなもんだと呆れました。

多分、今年のワーストはこれで確定です。