NETFLIXの過去の人気監督復活企画ともいうべき「チャリエン」マックG監督の新作「アグリーズ」 | キネマ画報

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スコット・ウエスターフェルドのディストピア小説を「チャーリーズ・エンジェル」のマックG監督が映画化したNETFLIX映画です。
 
美の基準が制定され、美容整形手術が強制される近未来。タリーは16歳の手術の日を心待ちにしていたが、ひとりの友人が失踪し、タリーは友人を捜し出すため、未知への旅に乗り出していく。その先で彼女を待っていたのは…
 
「チャーリーズ・エンジェル」シリーズで人気監督に躍り出ながら「ターミネーター4」の興業的失敗で失墜した印象のマックG監督。しばらくヒットに縁遠く名前も忘れかけていましたがなんとネトフリ映画で復活していました。
近頃のネトフリ映画は90~00年代当たりの人気スターを主演にすえた作品が目立っていましたが今度はその監督バージョンな感じです。
この作品はルッキズムに支配された未来の世界を舞台にその政府のやり方に反旗を翻す組織にスパイとして送り込まれた少女が彼らの考え方に賛同し、アンチルッキズム側としてともに組織と戦うことを選ぶと言う物語。
ヒロインが美容整形が必要と思えないレベルの顔なのがまずイマイチで、その顔なら美容整形なくていいという考えに感嘆に転ぶよなと思えるし、近未来のガジェットも味のない造形でマックGらしいドラマが薄味のSFアクションが展開します。
マックGをリアルタイムで体験していない世代にはこの作品はささるのか?
魅力が薄すぎてたぶん刺さらない気がします。
とはいえラストはちょっとびっくり。