2008年に柾賢志、毎熊克哉、佐藤考哲、林知亜季の4人で結成された映像製作ユニット「Engawa Films Project」の初長編作品です。
コンビニのアルバイトの稔の家にいつも遊びにきたタケは、稔が桜子という名の家出少女を匿っていることを知り、未成年の桜子を早く家に帰そうとするが、桜子は帰ろうとしない。そこでタケは稔とともに桜子を匿うことを決め、そこから3人の不思議な関係が始まり…

林監督、藤原季節さん、大西信満さん、石原滉也さん、毎熊克哉さんの舞台挨拶付きで観ました。
毎熊さんはスコーレ2回目だけど、2作品とも出演作品じゃないと。
藤原さんはスコーレが初めて。「青春ジャック」で観たまんまで感激と。立ち見があるのは令和じゃないみたい。
大西さんは覚えてないくらいスコーレに来てる。今までの作品とはかなりテイストが違う。
若松孝二監督は舞台挨拶で高いところを話すのを嫌って地べたに立って舞台挨拶していた。
石原さんも初めてのスコーレ。
林監督は自宅みたいな距離感。
毎熊さんは路上が人でいっぱいなのも、チケット手売りなのが凄くいい。
毎熊さんは地方に行くとなまっている。
きのう大阪で毎熊さんが映画と一緒に思い出も持って帰ってもらいたいと言っていたのが印象的。
映画は6年前に撮影していて、藤原さんは振り返ってみると撮影中は全国でかかると思っていなかった。
先が見えない時期に林監督が義山真司さんと映画で向き合う機会をくれた。
監督は膨大な撮影をして3時間半になったのを70分まで削ったと。使わないシーンも撮って良かったと。毎熊さんは切るところをズバズバ提案したと。捨てがたいシーンも沢山あったけど、キャストには文句言われるし心苦しくもあった。
藤原さんは友達の出演シーンが削られたのが残念だけど、思い入れのあるシーンも切れるのがいい監督だと。
石原さんは髭剃りの店長役は大丈夫だったか心配だった。当時23歳で今年30歳。
藤原さんと大西さんは凄い対決シーンがあって、そこがピークと思って演じていた。激しいシーンを撮影したけど、切って上澄みが残ればいい。
毎熊さんはこの映画を情景の映画にしたいと言っていた。
毎熊さんは3時間半見て観た人の中の情景にリンクする場面があることに感動して、ストーリーじゃない映画にしたいと思ったと。
監督は景色を撮るときは心象風景を撮るように心掛けたとか。
鍋のシーンはいろんなカットを撮ったけど、現場で撮らなくてもいいかもと言っていた。
藤原さんは「青春ジャック」の俺の映画をかける映画館を作るんだというセリフに泣いたと。
やっぱり地方に自分で足を使って来ることは得難い経験になったと。新さんがやってきたことがやっとわかったと。