舞台挨拶付きで観た「NDJC2023」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

ndjcは、日本映画の振興の一環として文化庁よりVIPOが委託を受け2006年度よりスタートしました。
次代を担う長編映画監督の発掘と育成を目指し、プロのスタッフの指導のもと、オリジナル脚本で短編映画作品を制作する人材育成プロジェクトの2023年製作作品です。

 

『明るいニュース』 監督:城 真也
『光はどこにある』監督:野田麗未
『勝手口の少女』監督:山本十雄馬
『恋は真っ赤に燃えて』監督:西口 洸

舞台挨拶付きで観ました。

15人から選抜された監督だとか。ワークショップでみんな顔見知りになって仲良い感じでした。

みんな作りたい映画が違うので噛み合わない感じだったと。

山本監督が城監督になぜこの難しいテーマを扱おうと思ったのかと。

タイトルは皮肉。大量殺人しようと思って挫折した人がたくさんいるのではと思って作ったと。暴力をテーマにして短編を作ってきたとか。

「夜明けのすべて」の脚本家和田清人が指導したとか。

野田監督は7~8年前まで看護士経験があって、医療をテーマにいつか映画にしたかった。今回、別の企画をすすめていたけど、しっくりこなくてこっちにシフトした。医療ドラマを観て違和感を持ち、リアルに描きたいと思ったと。ヒロインに自らの経験を重ねていると。

城監督は山本監督の作品にキャストの表情をしっかり撮れているなあと思ったと。

山本監督は溝口や清順の話をしていたのでイメージをスタッフが掴んでくれたのではと。

野田監督はスタッフに助けられたと。自主製作では出来ないわがままを聞いてもらえた。

西口監督はラストカットのタコは自分の生きる場所は自分で決めるというメッセージを込めたけど、伝わらないのでここで話していますと。

城監督は小学校のシーンが大変だったと。

野田監督はシャワーのシーン。実際に難しい場面なのでマルチカムで1テイクで3分で撮影したと。

わんさんが転がり落ちるシーンも1テイクしか撮れないので緊張したと。

山本監督は二人が歩くシーンで葉が落ちる場面は偶然。石田さんはこれが初めての映画だったとか。

西口監督はラストカットのタコは演出通りに動いてくれて感動したと。