前作から3か月たたずに公開された驚異的な千葉真一アクションの代表シリーズ第2弾!「殺人拳2」 | キネマ画報

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1974年公開の「殺人拳」シリーズ第2作です。

 

空手・拳法の達人にしてプロの殺し屋・剣琢磨のもとに、警視庁に捕らわれている男の殺しの依頼が来る。琢磨は警察に潜入すると、敏腕刑事・山上の目をくらませ逃走した。この一件で責任を取り辞表を提出した山上刑事は、空手の使い手として琢磨と対決することに。琢磨の出身道場・正武館を訪れた山上は、館長・政岡から琢磨を雇った人物が同じ武術家・太田黒ではないかと聞き…

 

前作から3か月足らずで公開された続編だけあり、回想シーンや前作のラスボスの再登場などで使いまわしのシーンも多々ありますが、相変わらずハチャメチャなアクション映画です。前半、延々といろんな拳法を見せるシーンが続いたり、意味ありげに空手少女の稽古シーンを長々と入れたり、本筋と関係ない場面も多いですが、ヒロインが「ボディガード・牙」にもあった沖縄から来た女だったり、彼女が「ボディガード・牙」の主人公の妹ばりに目を潰されたり前にやったネタをまたやっている感はありますが、アクションシーンで両目が飛び出るショックシーンがあったり、外国人の女とHしてる最中に殺されかけて、容赦なくブチ殺したりとバイオレンスも過剰になっています。

一方で、サウナのシーンで山城新伍が主人公に自分は空手をやっているとさんざん自慢しているとそこで主人公がサウナのスタッフや客から襲われる場面となり、サウナのいろんなところを使って敵たちをボコボコにするというたちをちょっとコミカルな場面もあり、退屈しらずの作品です。

千葉真一の道着にベルトを巻いて靴を履いてバトルするスタイルはジェダイの衣装のヒントになったのでは?