松田優作も出演する若き舘ひろしで横浜で暴れるアクション映画だった「薔薇の標的」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「蘇える金狼」「処刑遊戯」など、松田優作とのコンビで知られる村川透監督による1980年製作の舘ひろし主演作品です。

 

4年ぶりに野本宏が横浜の街に帰ってくる。野本は4年前、麻薬取引の現場を八木をはじめとするヤクザたちに襲われ、弟分の明を殺され麻薬と現金まで奪われ、警察に逮捕された。通報したのは八木のボス・井戸垣。復讐を誓う野本は八木から金を巻き上げ、パリッとしたスーツ、4ドア・セダンの国産車で横浜の街を疾走する。そんな野本に殺し屋たちが近づき…

 

ドラマ「探偵物語」のナンシー・チェニーが出ていて懐かしいと思ったら、松田優作もちょい役で顔出ししていて、山西道弘もいて、撮影も仙元誠三であの時代の松田優作映画の雰囲気たっぷりの中で舘ひろしが主演しています。

ハーレーではなくカーアクションが激しくて見物です。セクシーな見せ場もあり、あの時代の映画は良かったなあと思えるいかにも東映セントラルフィルムなテイストの作品でした。

横浜が舞台でもあるので「あぶない刑事」にもつながる雰囲気もあります。

中島ゆたかの幸薄そうな美女も見慣れているけどいい感じ。