トークショー付きで観た「幻魔大戦」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

平井和正、石森章太郎の同名の原作を「さようなら銀河鉄道999」のりんたろう長編アニメ映画化した1983年公開の作品です。

 

銀河系にも死の魔手を伸ばしてきた暗黒の支配者、幻魔。宇宙意識体フロイの指令を受けたルナ姫は、地球を救うべく世界各地のエスパーたちと協力して決死の戦いを挑むが…

アニメーションプロデューサーの丸山正雄さんとインタビュアー原口正宏さんのトークショー付きで観ました。

角川春樹がアニメをやると言い出したのが始まり。監督にりんたろうを指名して、角川映画をやるためにマッドハウス内にアルゴスという会社を作った。石ノ森章太郎でなく平井和正の「幻魔大戦」を大友克洋の絵でやろうとなった。でもルナ姫が可愛くなくて丸山さんが怒ったと。

ヴェガのデザインは秀逸だと思った。大友克洋を指名したのはりんたろうだった。

丸山さんは大友克洋の絵は描ける人はいないと思ったと。虫プロで「あしたのジョー」をやったときにも経験したと。

出崎統が「あしたのジョー2」をやるためにマッドハウスを出て、マッドハウスも過渡期になっていた。

「幻魔大戦」は子供を捨てて、大人向けに作った。

角川春樹は大友克洋の絵を見て、きちゃねえ絵だなと言ったと。

丸山さんそっくりなキャラが野球部の監督をしている。

美術は本当の東京の街をそのまま描いている。

この作品には「AKIRA」につながるスタッフもいて大友克洋のターニングポイントにもなった。

マッドハウスはロボットものをやらないチームだった。