TVアニメ「機動戦士ガンダム」を再編集した劇場3部作の1982年公開の第3部です。
再び宇宙へ戻ったホワイトベースは陽動部隊として作戦に従事するが、宿敵シャア・が執拗に追跡。地球連邦軍の本隊がジオンの要塞ソロモンを攻略するにあたり、ホワイトベースはジオンの目をそらすために中立コロニー群のサイド6に進路をとる。アムロはサイド6で父と再会するが、その変わり果てた姿に打ちひしがれ…
インタビュアー氷川竜介さんと安彦良和さんのトークショー付きで観ました。
映画祭ポスターは中日本興業の人から名古屋をてんこ盛りにしようと相談していろいろ許可をもらってデザイン。
ひとは名古屋駅前周辺で写真を撮ったものをモデルにしている。
トヨタの空とぶ車も入れている。
金鯱はかわいいので感動していれた。
3日のイベントにお金をかけすぎて何を考えているんだろうと思った。
6月から安彦良和回顧展があると。
「さらば宇宙戦艦ヤマト」の古代と森雪のポスターは、安彦良和さんが描いていた。
ヤマトは絵コンテを描いていた。西崎義展とは仲が悪かった。ポスターは松本零士に似せて描いたが似てなかった。西崎さんには気に入られて絵コンテを描かされた。
回顧展では劇場版ガンダムの原画も展示されている。
「めぐりあい宇宙」は一番新作カットが多い。
井上遥さんは富野監督に1、2作はTVのまんまじゃないかと責められていたと。
安彦さんはTVシリーズ後半で入院してしまい心残りだったので、劇場版で修正出来て良かったと。
当時は世代交代の時期だと若い人を集めて、自分が第一原画を描いて、仕上げを若い世代に任せたと。
80年代はアニメ界にとって意味のある10年だった。
「ナウシカ」も「AKIRA」もある。
自分は教えるのは下手で漫画も一人で描いている。
若い世代は望んでないのに頑張る。ベテランは逆に手を抜くので信用出来なかった。
「ジオリジン」はTVで打ちきりになって、劇場版で新しい要素が入って説明不足だったので自分なりに補強した。ニュータイプの概念も富野監督が始まってから後付けした。
安彦さんはアニメを知らずにアニメ界に入った。インパクトを受けたのは「ハイジ」だった。ヤマトをやりながら裏番組のハイジを観ていた。テレビでここまで出来るんだと教えられた。「母をたずねて三千里」とか「ガンバの大冒険」とか。
「めぐりあい宇宙」で修正しなくちゃと思ったのはアムロがコアファイターからこぼれ落ちるところ。
もう「ククルスドアン」のようなリメイクはない。
あれは安彦さんが心残りだったので作らせてもらった。
相対的にファーストガンダムのラストは気に入っているので、オリジンでもアニメのまんまになっているとか。