1980年代風B級SFコメディの傑作だった「フューチャー・ウォーズ」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

フランソワ・デスクラック監督と友人フローラン・ドリンが低予算で制作しフランスでカルト的人気を集めたWEBドラマシリーズをもとに、デスクラックが監督・脚本、ドリンがタイムトラベラー役を務めて劇場長編映画化した作品です。

 

2555年、終末の危機に瀕した地球で1人のタイムトラベラーが人類を救うべく2022年へ向かい、世界を変えたある事件を阻止し、未来を変えることに。そんな彼に、歴史の改変を取り締まる時間警察の追手が迫り…


とにかくオープニングからやりたいことが明確で、一発で引き込まれました。SF的なセンスが1980年代で止まっていて、そこがまた魅力的で、今の技術で当時の企画を再現したような楽しさがあります。

敵も味方もしっかりキャラがたっていてそれぞれに見せ場があり、ラストは泣かされるもその後に今風な本当のラストがあって痛快でした。

こんな傑作がひっそり公開され過ぎだと思います。