監督&キャストの舞台挨拶付きで観た「私が私である場所」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

映画「シンデレラガール」に集った俳優たちにスポットを当てたドキュメンタリーです。

日本の俳優・タレント人口は約2万4000人にものぼると言われる中、低予算のインディーズ映画にはタレント名鑑にも記載されていない俳優たちが多く出演する。2023年11月公開の緒方貴臣監督作「シンデレラガール」は、主役から脇役までほぼ全ての役をオーディションで選出。2000人以上の応募者の中から主役に選ばれたのは、当時16歳にして10年以上のキャリアを持つ伊礼姫奈だった。「たまつきの夢」の辻千恵や「なのに、千輝くんが甘すぎる。」の佐月絵美もオーディションで役を獲得する一方で、映画スタッフを兼任しながらセリフのない役を演じる俳優たちもいて…




今尾監督と出演の伊藤由紀さんの舞台挨拶付きで観ました。

今尾監督は映画に挫折していて、ショートムービーを作りはじめ、長編がやりたくなって、ドラマは経験なくて、俳優のことを知るために緒方監督のワークショップに参加して、俳優の真似事をやってみたけど、結果、俳優のなんたるかはわからなかった。

ただ現場でプロデューサーの榎本さんと知り合って「シンデレラガール」の現場でドキュメンタリー映画を作るのはどうかと提案されてやることになった。現場ではメイキングだと嘘ついていた。

伊礼さんは追いかけると決めていたが、伊礼さんはすごいセンシティブだったので3人体制で撮影に入って、結果こうなったと。

伊藤さんは自分が一番感情の起伏があって、自分に密着する林さんが同じ歳で俳優をやっている人だったので乗せられてしゃべってしまった。

まさかこんなことになるなんてという感じ。

監督はテレビとの違いを意識していて、テレビは言葉で全部説明しちゃう。映画は観ていないとわからない。

なので説明はなるべく入れないようにしようとナレーションも入れていない。

伊藤さんは自分が一番カッコ悪いなという第一印象だった。お客さんに観てもらい感想をもらってやっと良かったと思えた。

これも私の一部でこういう部分こそ、響くんだと思ったと。

監督的には好意的な意見をもらっていると。

これはこれで切実な問題を描いていて、いろんな時代の自分が映っているなと思ったと。