日本版が待ちきれずフランス版を観た「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

フランスの大ヒットコメディ映画「世界の果てまでヒャッハー!」を手がけたフィリップ・ラショーが監督・脚本・主演した2018年製作のフランス版「シティーハンター」です。劇場公開時からけっこう絶賛されていた作品でもあります。

 

凄腕のスイーパー(始末屋)=「シティーハンター」ことリョウは、相棒のカオリとともに日々さまざま依頼を請け負っていた。そんな2人のもとにある日、その香りをかいだ者を虜にする「キューピッドの香水」の奪回という依頼が。香水が悪用されれば世界は危機に陥ることは必至で、48時間というタイムリミットのなか、2人は香水を取り戻すために奔走するが…

 

「世界の果てまでヒャッハー!」を観て、あまりにくだらなくて最高だったフィリップ・ラショーが笑いとアクションとお色気をふんだんに盛り込んで「シティーハンター」の世界をラショー流に再現しています。

漫画のおなじみの巨大ハンマーまで登場し、フランス人なのにまあまあ原作のイメージに近いキャスト陣もすばらしいです。

海坊主なんて原作のまんまだし、香のボーイッシュさとセクシーさを兼ね備えた上にかわいいというすごい再現度です。

吹替え版はなんと神谷明でななく山寺宏一がリョウを演じていますがまったく違和感なく、これも完璧。

フランスのおバカコメディと「シティーハンター」の両立を見事に果たしたこれはこれでなかなかの傑作だと思います。