「異物」シリーズの宇賀那健一監督が自身の短編映画「往訪」に新たな登場人物と展開を加えて長編映画として完成させたバイオレンスホラーです。
ハルカ、ナナ、タカノリは、連絡が取れなくなったバンドメンバーのソウタの家を訪ねる。ソウタの家には窓ガラス一面に新聞紙が貼られ、彼の様子もおかしい。ナナが部屋の奥に貼られているお札を剥がすと、別の世界への扉が開かれてしまい…
宇賀那監督、詩歩さん、野村啓介さんの舞台挨拶付きで観ました。
作ったときにシネマスコーレの支配人と客が浮かんだ。監督は坪井支配人に出演して欲しかったくらいだと。
裏テーマはドントシンクダンスだった。
詩歩さんは「ワイルドヴァージン」で仕事していた。
監督のお母さんがスプラッター好きで、「往訪」という短編を製作したら評判良くて長編化を考えた。
最初のパートは「往訪」。バーの部分は1年後、1日で撮影。エヴァと2001年みたいな映画になると言っていた。
バーのパートでは詩歩さんがヘリで登場する脚本だった。
詩歩さん的には特殊メイクが楽しかった。野村さんは監督にどっち側をやるか聞かれた。
海外の映画祭では人間パートが受けていたのでやりがいがあった。亀甲縛りだったのは面白いから。
チェーンソーはWじゃなくて4本の予定だった。
死霊のセリフは「ギャギャギャ」としか書いてなかった。
長編にするための脚本を考えるのは大変だった。
ヨーロッパでは移民の映画だと言われたと。
悪魔の次に出てくるものを考えたら宇宙人だった。
映画を観た人からはギャギャギャで話しかけられる。
野村さんはホラーが苦手で元の「往訪」を観てドン引きした。
詩歩さんは長編化を聞いて鍛えるしかないと鍛えて現場に臨んだのにWチェーンソーで筋肉を見せられなかった。
この先はアナザーワールドに行くしかない。ラストは嵐の中での撮影で大変だった。
ロイド・カウフマンは「往訪」を気に入ってくれて、出演してくれた。
世の中の右往左往する人々を見続けている。
次回作は「み-んな宇宙人」。
野村さんの新作「復讐のワサビ」はインド人が監督。最初は2時間45分あったのを2時間にした作品。