「ハウルの動く城」のダイアナ・ウィン・ジョーンズの児童文学を「ゲド戦記」の宮崎吾朗がジブリ初の3DCGアニメとして映像化し、2020年12月30日にNHK総合で放送したものに一部シーンを追加した劇場版を日本テレビで放送したのを観ました。
10歳の孤児のアーヤはベラ・ヤーガと名乗る派手な女性とマンドレークという怪しげな長身男に引き取られる。魔女だというベラ・ヤーガはアーヤを魔女の助手として魔女を教えることになるが…
NHKで放送したときにも劇場でも観ています。
3年くらい前の作品でCGアニメのレベルが大昔のものに見える映像が好きになれません。髪の毛とか本当にカチカチで刺さりそうな質感。映画というよりパチスロの動画みたいなトゲトゲしさ。
ピクサーやイルミネーションの作品で目の肥えた観客はこれでは納得しないでしょう。
またアーヤのお母さんの声優が棒読み演技でいきなり不安にさせます。
物語自体はまあまあ面白そうなのにパキパキのCGに親しみが持てないまま、楽しめない感じです。
ババア魔女がアーヤを普通にどついたりする児童虐待ぶりも不快。魔女なんだからうるさいガキをたしなめるのにもなんかやりようあるだろうに。
ジブリブランドで期待値が高いだけにこのクオリティはがっかり度高いところ。
音楽もどこかで聴いた曲のアレンジが露骨だったりで安っぽく感じます。
尺が短いのはいいけど、途中で終わっている感半端ないし、これが2Dで2時間くらいで音楽久石譲なら絶賛されたかも。