「ミニオンズ」「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」のイルミネーション・スタジオの新作長編アニメーションです。
アメリカ北東部ニューイングランドの小さな池に暮らすカモの家族。父親のマックは、池にいれば一生幸せに暮らすことができると信じていたがある日、彼らの暮らす池に移動途中の渡り鳥が立ち寄り、その自由な姿に家族たちは大興奮。自分たちも外の世界を見たいと言い始め、一家はカリブ海の楽園ジャマイカを目指し、3000キロの大移動に…
「怪盗グルー」の短編つき上映でした。
吹替版で観ましたが、グウェンという娘カモ役の子役声優が恐ろしく吹替が上手くて驚異的でした。
初めて渡りに挑戦するカモの家族がジャマイカを目指すなか、都会で鳩の集団と出会ったり、シェフに囚われの南米の鳥を助けたりの冒険物語が笑い満載で展開します。
イルミネーション作品なので大人も楽しめるテイストで普段アニメを観ると9割寝てしまう自分でも全く退屈せず、というかずっと興味深く見続けられました。予算が桁違いなんだろうけど、ジブリの「アーヤと魔女」を観たばかりでそのクオリティの差に愕然とします。
ディズニーがどんどん落ち目になるなか、イルミネーションはハズレなしの現状にアニメの世界の天下はもはやイルミネーションに移ってしまったかのように思えます。