雛形あきこやみひろが18歳の子を持つ母役でびっくりな「18歳のおとなたち」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

2022年4月に成人年齢が18歳に引き下げられたことを受け製作された青春映画です。

少年院に入っていたこともある成田誠は母親ともケンカして家に帰らずにいた。そんな誠のもとを教育委員会職員のナツミが訪れ、「成人式の実行委員になってほしい」と言う。最初は断った誠も小学生の頃に見ていた夢を思い出し、映画を作れるならという条件で、実行委員になることを承諾。引きこもりのカケル、インフルエンサーのスイら同級生と一緒に、素人集団で勢いだけの映画制作に乗り出すが…


実話ベースらしいですが、実話とは思えない大映ドラマみたいなベタさが楽しい青春映画でした。教育委員会の若い職員が少年院から出たばかりの不良を自宅に住まわせる始まりから無茶苦茶で、そんな無理やりな展開がいろいろあるのがだんだん楽しくなり、エンドロール後にあえて微妙な空気を作るのが変すぎてなんか好きな作品でした。

雛形あきこやみひろが18歳の子持ち役なことにもびっくりでした。特にみひろさんに関しては「SRサイタマノラッパー」と同じ深谷市がロケ地なのも感慨深いです。

「シオリノインム」の佐藤周監督作品と知り、いろいろ腑に落ちました。