もう大好きとしか言いようがない「リトル・リチャード アイ・アム・エヴリシング」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

ロックンロールの創始者のひとり、リトル・リチャードの真実と素顔に迫ったドキュメンタリー作品です。

 

1955年、デビュー曲「トゥッティ・フルッティ」の大ヒットで音楽シーンに現れた黒人アーティスト、リトル・リチャードはヒット曲を連発するも突然引退を宣言し、5年間にわたる“教会への回帰”を経て、復帰後はイギリスツアーを通じて無名時代のビートルズやローリング・ストーンズに決定的な影響を与える。当時のアメリカでは南部を中心に人種差別が激しく、さらに彼はゲイを公言する性的マイノリティーでもあり、陽気なキャラクターを演じつつも壊れやすい繊細な人物で…


リトル・リチャードは子どもの頃、テレビCMで「のっぽのサリー」を聴いて何この上がる曲と思って、ロックの歴史のドキュメンタリーでパフォーマンスを観てなんじゃこの異常にテンション高い人はと思い、十代の頃にレコードやCDを、たくさん買ってヘビロテしていました。

しかし、その人となりはこの作品で初めて知ることばかりでした。

ドリフターズがビートルズの武道館公演の前座で「のっぽのサリー」をやっていた理由が今さらわかりました。エルヴィスへの影響は知っていましたが、ビートルズやストーンズとも直接接点があり、デヴィッド・ボウイの「レッツダンス」の頃は彼を目指していたことも初めて知りました。

また美川憲一の「おだまり」の元祖が彼だったのにもびっくりです。