いろいろとキャストや小道具がいわくつきでびっくり!年末に観るのにぴったりな日本版「最後まで行く」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「新聞記者」の藤井道人監督が2014年の同名韓国映画をリメイクしたサスペンスアクション作品です。NETFLIXで配信がスタートしたので観ました。

 

ある年末の夜、刑事の工藤は危篤の母のもとに向かうため雨の中で車を飛ばしていたが、妻からの着信で母の最期に間に合わなかったことを知る。その時、ひとりの男をはねてしまった工藤は男の遺体を車のトランクに入れ、、男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうとする。しかし、その時、スマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」というメッセージが入り…

 

12月29日から始まるこの物語は年末の今こそ観るのにぴったりだと思いNETFLIXで見直しました。岡田准一の奥さん役がこの後不倫騒動で世間を賑わせた広末涼子だったりするのが味わい深いです。岡田准一もこのあと事務所を独立したり、W主演の綾野剛もガーシーが逮捕されたりで波乱の一年だった人たちがこぞって出演しているいわくつきの作品になってしまいました。印象的に使われる小道具ぽぽちゃん人形も生産中止になっていたり、本当になんか呪われている気すらします。

綾野剛パートは韓国版にないオリジナル要素でこの展開でオリジナル版とはかなり印象の違う作品になっています。

公開当時は裏金をめぐる話が全然オリジナルと違う点がどうも気になって仕方なかったですが、改めて観るとオリジナル版を観てから時間もたっているのでこの映画オリジナルの要素も普通に見られます。

韓国版もラストのアクションはやりすぎですがこれはこれでベクトルの違うやりすぎぶりを見せているのが楽しかったりします。

ネタの宝庫なので年末にみんなでお酒でものみながらわいわい観るのにぴったりな作品かも。