もうちょっとお客さんが入っていてもいいのにと思う「ABYSS アビス」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「逆光」で監督デビューした若手俳優・須藤蓮が、「ジョゼと虎と魚たち」などの脚本家・渡辺あやとタッグを組んだ監督第2作です。

 

渋谷のバーやモデルのアルバイトをしながら暮らしている23歳のケイのもとに、行方不明だった兄ユウタが故郷の海で自殺したとの知らせが届く。ユウタの葬儀で泣き続けるルミと出会ったケイは、彼女に強くひかれる。やがて渋谷でルミと再会したケイは彼女への思いをさらに強めていくが…


きのう舞台挨拶があったせいか、今日のお客さんはガラガラでした。

「逆光」も観ていますが、映画のクオリティは格段に上がっていて、主演している若い俳優が監督しているなんて、知らなければわからないくらい作家性のあるラブストーリーで、昭和の物語に90年代の香港アイドルの映画みたいな感じがたまらなかったです。踊るヒロインの佐々木ありささんがアイナ・ジ・エンドに見える瞬間が多々ありました。

水中撮影の美しさも印象的でした。