朝ドラ女優辻凪子主演の短編作品は映画祭でいろいろ受賞「ZACO」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「凪の憂鬱」の辻凪子が主演した2019年製作の渡辺健人監督による短編作品です。京都国際映画祭クリエイターズ・ファクトリー上映作の中から、セレクトされてBSよしもとで放送されたのを観ました。

 

倉庫作業員の希の友達は部屋で飼ってる金魚だけ。モデルの芽衣、そして同僚の山崎との出会いが予想もしていなかった未来へと運んでいく…

 

自ら監督もする辻凪子がこの作品では女優として出演。自作ではわりとコテコテのコメディ演技をすることが多いですが、この作品ではイケてない女子の日常が演じられています。

工場作業員でつまらない日常を金魚に癒され、ラジオに楽しみを見出して生きている姿、そんな彼女にちょっとしたいい出来事が起こるのを描く作品でした。ラジオの声を監督自身が演じていて、それがなかなかうまくてびっくり。

こじんまりしながらもなんとなく良かったなあという感想がもてる気持ちよい作品でした。

彼女自身の監督作品ではみられない女優辻凪子の魅力が発揮されているので辻凪子ファンは必見です。