真保裕一の同名小説を「アイ・アム まきもと」の水田伸生監督が映画化した社会派サスペンスです。
政治家一族の宇田家の次男・晄司は建築会社を設立したものの倒産し、政治スキャンダルの渦中の国会議員の父・清治郎の秘書を務めながら煮え切らない日々。そんなある日、宇田家の長女・麻由美の幼い娘が誘拐され、犯人の要求は身代金ではなく、翌日の午後5時までに記者会見を開いて清治郎が犯した「罪」を告白しろというもので…
バカみたいなコメディ専門監督水田伸生を監督に起用したのが、まず最大の失敗でおそらく魅力的なはずの原作とみんな魅力的なはずのキャストが内容と噛み合わずひたすらもったいないなあと思うばかりの作品でした。ジャニー喜多川の性加害問題がまだクリアしない中で元ジャニーズ事務所のタレントをこのタイトルの作品で主演させていることの不幸がなんとも言えない。