直木賞作家・黒川博行の小説「勁草」を「関ヶ原」の原田眞人が監督・脚本・プロデュースを務め実写映画化した作品です。
大阪で特殊詐欺に手を染める橋岡煉梨と弟の矢代穣は、ある夜、思いがけず3億円もの大金を手にする。する。しかし、そのせいで2人はさまざまな巨悪から狙われることになり…
序盤からなかなか話が見えてこなくて、無駄に時間が過ぎていき、かなりイライラするいつもの原田眞人イズム溢れる下らない小ネタを満載でサスペンスが高まらず話が分かりにくいくせにセリフで全部説明な下手な脚本&やっぱりわかりにくいし、セリフが聞き取りにくい撮影&編集でダラダラ長い映画ですが、宇崎竜童だけは間違いなく素晴らしい作品でした。
宇崎竜童がはじめアル中でボロボロなときは全然面白くないのに、中盤で酒が抜けてシャキってすると急に物語が動き出します。
宇崎竜童を観ている間は少なくとも楽しめます。
製作が今をときめくジャニーズ事務所代表取締役の藤島ジュリーKで、山田涼介と岡田准一が出演することで製作することが出来た実質ジャニーズ映画ですが、この映画の一番の男前は間違いなく宇崎竜童でした。