「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」のシャー・ルク・カーン主演のスパイアクションです。
カシミール地方の自治権をインド政府がはく奪し、それに怒ったパキスタンの将軍カーディルは、元インド軍人のジムと手を組みテロ攻撃を計画。インドの諜報機関RAWのパターンは、ジムが計画する生物兵器での攻撃を阻止するため動き出すが、デリーの上空を飛行中の飛行機に生物兵器が…
内容的にはもろインド版「ミッション:インポッシブル」でした。新作と同じような列車でのアクションシーンがあったりするのも同じです。
この作品が良いのはムダにキャストが多くないことです。
主人公パターンとヒロインのルバイ、悪役ジムがしっかりとキャラ立ちしていて、物語はある大量殺戮兵器の争奪戦とわかりやすく、ミュージカルシーンも一応あるし、長すぎないし、ちょうどいいインドアクション大作でした。
嬉しいのはインターミッション明けに助っ人として、サルマン・カーンのタイガーが登場したことです。あの2012年の作品「タイガー伝説のスパイ」の主人公が助っ人として登場するところがなんとも痛快でした。
正直、今、世界で一番勢いのあるアクション映画を作るのはインドだなと実感する一作でした。