井口監督と八代みなせさんの舞台挨拶付きで観た「片腕マシンガール」 | キネマ画報

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「猫目小僧」の井口昇監督が2008年に製作した八代みなせ主演のスプラッターアクション作品です。デジタルリマスター版での公開。

 

女子高生のアミは不良グループに弟を殺され復讐に乗り出すが、逆に捕まって片腕を失う。なんとか逃げ出した彼女は、同じく息子を殺されたミキと特訓を開始し、腕に鋼鉄製マシンガンを装着して戦いに挑む…



井口監督と八代みなせさんの舞台挨拶付きで観ました。八代さんは当時のダミー片腕を付けて登場。

八代さんはオーディションで決定。50人以上の候補がいて、ほぼ決まりかけていた人がいた中、最後に遅刻してきたのが八代さんで汗みどろの感じが良かった。回し蹴りをやってずっこたギラギラした感じが良かったと。

あんまり演技経験もなかった。

合格して信じられない感じだったと。亜紗美さんと特訓して自らアクションも演じたと。井口監督もアクション初めてでスタントを使う頭がなかった。天井に張りつく場面も本人。

腕相撲のシーンはクランクアップだった。

八代さんのお気に入りの場面はお風呂で血をぶちまける場面が一番役にシンクロできた。

監督は私は鬼だと言うシーンや拷問されるシーンの目付きが良かった。

八代さんは完成したものを客観的に観れず、足引っ張ってないかなと思った。

この作品はアメリカ人には通じないからとギャグ禁止令が出ていた。

カットしたつもりだったけど、かなり残っていた。

デモ田中に釘を打つシーンの八代さんの笑顔が最高だった。

アクションはシーンの稽古があったので、現場はスムーズだった。

12日くらいで寝る時間もない撮影だった。ドリルブラの場面が深夜3時くらいでさらに2カット残っていて、絶望感半端なかった。

「アイドル・ネバー・ダイ」では毒親役、「異端の純愛」はこの作品のマルチバース的な作品。

八代さんはまた井口監督と仕事出来るのが嬉しかったし、楽しかった。

15年の八代さんのスキルが観られる。