人にやさしく生きたいと思う映画だった「午前4時にパリの夜は明ける」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「サマーフィーリング」のミカエル・アース監督の新作です。

 

1981年、パリは選挙の祝賀ムードに満ちていた。そんな中、エリザベートは夫と別れ、シングルマザーに。深夜放送のラジオの仕事に就いたエリザベートは、そこで家出少女のタルラと出会う。彼女と交流するうち、エリザベートや子どもたちの心は変化していき…


上映直前に後ろの席のおっさんにコーヒーをこぼされて最悪な気分で観ることになりましたが、ミカエル・アース監督作品独特の優しさに満ちた作品で、こんなことでイライラしていてはいけないと思わされました。

1980年代のフランスを舞台に数年にわたる物語で、夫と別れ二人の子供を養うためにラジオ局で働くことになったシングルマザーの物語で、非力だけど、優しいヒロインをシャルロット・ゲンズブールが好演していました。

今も脱いでるのが凄いけど、乳ガンの傷跡がリアルでした。