ペネロペ・クルスとアントニオ・バンデラスが母国スペインで共演した映画業界の舞台裏を描く人間ドラマです。
大富豪の起業家がイメージアップのため、一流の映画監督と俳優を起用した傑作映画を制作しようと思いつく。変わり者の天才監督ローラと世界的スターのフェリックス、老練な舞台俳優イバンという3人が集められ、ベストセラー小説の映画化へ。しかし奇想天外な演出論を振りかざす監督と独自の演技法を貫こうとする俳優たちは激しくぶつかり合い…
ペネロペ・クルスとバンデラスという顔合わせはどうしたって、アルモドバル監督を思わずにいられませんが、内容もわりとそれっぽいコメディで、アルモドバルの新作と言われるとそう信じそうな作品でした。
これまた映画業界を描く作品で、コロナ禍は世界中で映画にまつわる映画を作るきっかけになったんだなと痛感。