石田えりが今もなかなかパンチの効いた女優であることを証明する「わたしのお母さん」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

長編デビュー作「人の望みの喜びよ」が第64回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門でスペシャルメンションを受賞した杉田真一が監督した母娘の葛藤を描く人間ドラマです。

 

3人きょうだいの長女で現在は夫と2人で暮らしの夕子は、母・寛子と同居することに。寛子は社交的な性格だったが、夕子はそんな母が苦手で昔と変わらない母の言動にストレスを募らせる。そんなある日、母娘の関係を揺るがす出来事が…


娘役の井上真央が主演ですが、母役の石田えりの存在感が凄すぎて、途中から石田えりが出ないにもかかわらずあまりにも石田えりの印象が強い作品でした。

観ながらずっと石田えりはこんなにいい女優なのになぜ今あまり見ないのかとか、井上真央はなぜ第一線で活躍し続けることが出来なかったのかと思い続けました。

井上真央に関してはこの作品でヒロインだけど、完全に石田えりに食われていたからまあ仕方ないかと思いました。