ジュリーと同世代のおばあちゃんたちしかお客さんがいなかった「土を喰らう十二ケ月」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「ナビィの恋」の中江裕司が監督・脚本を手がけた作家・水上勉の料理エッセイ「土を喰う日々 わが精進十二カ月」を原案に描いた人間ドラマです。

 

長野の人里離れた山荘で1人で暮らす作家のツトムは山で木の実や山菜を採集して自給自足しながら、執筆する日々を過ごしていた。そんな彼のもとへ、東京から担当編集者でもある歳の離れた恋人・真知子が訪ねてくる。長野で悠々自適な暮らしを送るツトムだったが、亡き妻の遺骨を墓に納めることができずにいた…

 

原作は12か月、その時期に作る精進料理のことを書いたエッセイで特に物語はありませんが、映画では歳の離れた恋人との関係や亡き妻の家族と人間関係なども描かれます。

後半は死を意識した展開で客席のジュリーと同世代のおばあちゃんたちもしんどい気持ちになったのでは。料理がベジタリアンみたいな精進料理なので若い人にはまったくそそられないかも。

エンドロールでジュリーの新曲が聴けます。