「空の味」堀春菜が韓国で主演した大阪が舞台となる2017年製作の韓国映画です。韓国では2018年に日本で2019年に公開されていたそうです。
Amazonプライムで観ました。
船舶事故で行方不明になった先輩デジョンの代わりに大阪出張に来た船舶会社の社員ウジュは出張最終日のよるデジョンに似た男を見かけ追いかけるが行き着いた先にはバーがあり、仕事が嫌になった彼はそのバーで住み込みで働くことになり…
大阪が舞台の韓国で、監督も韓国人のせいか、日本映画で見る大阪とはまた一味違う大阪が切り取られています。
韓国人キャストも片言の日本語で韓国映画な感じも薄く不思議な感じ。
堀春菜さん目当てで観ましたが、なかなか登場しません。
でもNHKの朝ドラマにも出たことかある関西の女優「温泉しかばね芸者」の辻凪子さんもバーの常連役で出演しています。逆に辻さんが出演した韓国映画として、この作品の存在は知っていました。
辻さんは大阪出身でこの作品を観て大阪ってこんなにキレイだったんだと思ったとか。
堀春菜さんは震災で母を亡くし、ギターを触らなくなった父のためにギターを練習する娘の役で主人公となぜかデュオを組むことになります。
観ているうちに違和感の正体に気付きました。登場する大阪人が全く面白いことを言わないから。
関西弁はあるけど、面白い掛け合いのない大阪がなんか異次元です。毎週吉本新喜劇を観ている自分には。
神奈川県出身の堀春菜さんも関西弁にちょっとだけ挑戦しています。堀さんはデビュー作で釜山映画祭に行き監督と知り合いキャスティングされたとか。
ようやく出て来た弾き語りシーンは父の働く現場でのデュオ。歌もギターもこの作品のために頑張った感あります。韓国人の監督ということもあり、撮影時には物語の流れや人間関係に文化の違いを感じて苦労したとか。
韓国映画といってもホン・サンス作品なみに低予算な感じで、韓国メジャーの派手さは皆無の音楽映画でした。