今見るとあんまり素直に笑えないミュージカルコメディ「紳士は金髪がお好き」 | キネマ画報

キネマ画報

名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


人気ミュージカルをマリリン・モンローとジェーン・ラッセル主演で映画化したハワード・ホークス監督の1953年製作の作品です。

1920年代、大恐慌前のニューヨーク。人気ショーガールのローレライとドロシーは正反対の性格だけど親友。お金持ちとの結婚を夢見るローレライは富豪の御曹司ガスと結婚式を挙げるため豪華客船でパリに向かう予定だったが…

モンローの「ダイヤモンドは女の子の一番の親友」のミュージカルシーンがマドンナの「マテリアルガール」のMVでパロディにされていて、そっちを先に観て、この作品を観たときに内容までコピーされていたのかと、昔観たときに思いました。
今見るとシャンデリア人間、燭台人間にされている蝋燭を手に腕をあげたままプルプルしている女性たちに目がいきがちでした。
あのシーンのあとのジューン・ラッセルがモンローになりきって法廷で歌い踊るシーンが一番楽しかったりします。
しかし、ながややっぱり今見ると女性観がひどいなとしか思えずコメディとしてはあんまり笑えなくなっていました。
時代とともに作品の見方が変わるなと実感。