リアル猛獣と獣人がバトルする「モロー博士の島」二度目の映画化作品「ドクター・モローの島」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


H.G.ウェルズの「獣人島」を再映画化した1977年製作の作品です。監督は「新・猿の惑星」のドン・テイラー。ブルーレイがリリースされたので早速観ました。

1911年、赤道に近い太平洋上で嵐のために沈没した船から脱出したアンドリュー・ブラドックは救命ボートで数日漂流したあと、孤島に流れ着く。
その島で落とし穴に落ちた彼はドクター・モローの屋敷で目を覚まし…

「獣人島」は島に行くまでけっこう時間を使っていましたが、この作品ではとっと島に漂着します。
しかし、獣人登場まではまあまあ時間がかかります。前半、島に着いてからの展開はほぼ同じです。
でもこの作品だけの見せ場があります。それは獣人が本物のトラと格闘する場面。獣人の身体がかなりモコモコしているのはトラに咬まれても大丈夫なつくりなのかも。
後半、主人公が大変な目に遭うのは前回はなかった気がします。
後半はトラ以外にもライオンや黒ヒョウが解放され、映画の物語以上に獣人とリアル猛獣の闘いがドキドキします。
ラストは日本公開版ではないみたいです。
子どもの頃はすごく怖い映画の印象でしたが、今みると猛獣と俳優が闘う無茶なアクションシーンのある作品という感じの仕上がりでした。