ミュージカルシーンが魅力的で久々に眠くならないディズニーアニメだった「ミラベルと魔法だらけの家」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


南米コロンビアを舞台に魔法にあふれた家に暮らす少女ミラベルを主人公にしたディズニーの最新長編アニメです。

コロンビアの奥地に魔法に包まれた家があり、マドリガル家の子どもたちは一人を除き一人一人違う魔法を家から与えられていた。唯一魔法を持たないミラベルはある日、魔法の家が危機にさらされていることを知り…

予告を観る限り全く期待出来ない感じのディズニーアニメでしたが、本編を観たら「アナと雪の女王」以来のミュージカルシーンが魅力的な作品でした。
音楽は「イン・ザ・ハイツ」のリン・マニュエル・ミランダ。
ミュージカルシーンのキャラクターの動きがやたらリアルで、歌詞の情報量が半端なく多くて面食らいましたが、最初だけであとはほどよい感じでした。一人だけ魔法が使えないミランダが厳しいババアに辛く当たられていつ闇落ちするかと思いましたが、先に闇落ちしているおじさんのキャラクターが意表をつく方向性でそこから意外性が続き全く退屈しませんでした。
吹替版を観ましたが、中尾ミエさんのおばあさん役が素晴らしく、エンドロールで名前を観て声優じゃなくてびっくりでした。
あと力持ちキャラ役のゆめっちも違和感なく話題作りのお笑いキャストになっていなくて非常に好感が持てる仕上がりでした。
しかし、ディズニーの本流にしてはお客さん少なめなのが残念。