プロデューサーの舞台挨拶付きで観た「愛について語るときにイケダの語ること」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


四肢軟骨無形成症の池田英彦の初監督、初主演した遺作です。

四肢軟骨無形成症で身長100センチのイケダはスキルス性胃がんステージ4の宣告を受け、生きているうちにたくさんセックスしたいとその過程でカメラを回しはじめ…

プロデューサー、撮影、編集の真野勝成さんと共同プロデューサー、構成、編集の佐々木誠さんの舞台挨拶付きで観ました。
真野さんは池田さんと19歳くらいのときに知り合って、池田さんが名古屋でソープに行ったときくらいに出会った。スキルス胃ガンになって、ハプニングバーに連れて行けと言われたのがきっかけ。2年間60時間くらい撮影した。
佐々木さんとは佐々木さんが監督した作品を公開したときに1回池田さん真野さん会った。コロナで仕事がなくなったタイミングでこの作品を編集した。
佐々木さんはもらった素材をそのまま渡されて資料もなく池田さんの様子で時系列を想像して繋いだ。
池田さんが意外と愛について語っていたのを軸にした。
ドラマパートは可愛い女優に会いたいがために仕込んだ撮影だった。
佐々木は軸がないといけないと思っていて、ちょうど佐々木さんの感覚にあった場面としてドラマパートを軸にした。
逆にドキュメントではない部分に真実が出るもので、その通りの映像になっていた。
真野さん的にはあのハグがアドリブで出ていて良かった。本当は一瞬しかない場面を編集でそれっぽくした。
佐々木さんの映画を観に行ったのは自分のやろうとしていることをやられていると思ってさぐりに行ったと。佐々木さんがそれをやってなくて池田さんはニコニコしていた。