改めて観ると「砂の器」タイプの映画だけどニューヨークロケ凄い「人間の証明」 | キネマ画報

キネマ画報

名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


「犬神家の一族」に続く角川映画第2弾作品です。

キスミーに行くんだとハーレムを飛び出した黒人青年ジョニーは東京のホテルの42階直行エレベーターの中で鮮血に染まってしまう。その頃、42階では女流デザイナーの八杉恭子のファッションショーが開催されていた。棟居刑事らはニューヨーク市警と共同で捜査を開始し…

さっき観た「ねらわれた学園」とハナ肇、峰岸徹、鈴木ヒロミツがキャストと被っていてびっくりです。
松田優作と岩城滉一はこのあと「俺たちに墓はない」「蘇える金狼」「野獣死すべし」と続くので友達になったのかも。
物語はデザイナー恭子を中心にいくつもの殺人と戦後の混乱期の話が絡み合い「砂の器」みたいな構成になっていました。
基本的にミステリーですが、優作のアクションもニューヨークでのカーチェイスもあり、大作感もありました。
ニューヨークのシーンがスラムっぽい場面が多くよくもまああんなところであの時代にロケしたもんだと感心しました。