舘ひろしの映画デビュー作品で松田優作が教師役をしている1976年公開の学園アクション作品です。
愛徳学園に転任してきた体育教師溝口は着任するなり、不良グループの喜多条らと対立する。
溝口は喜多条らを徹底的にしごくが喜多条が溝口の妹を強姦したことから溝口が喜多条と争い謹慎にされる。
一方、学園の理事長石黒は校長と結託し学園の移転にからむ土地売却で巨額の利鞘をとろうとしていた。そのことを聞いた理事長の娘はショックを受け道を踏み外し喜多条ら不良グループにあられもない写真を撮られ…
ビジュアル的には松田優作はいわゆる松田優作になっていますが、作品的には松田優作映画感が希薄なプログラムピクチャー感ある仕上がりです。
舘ひろしがツルツルの肌でピチピチ。
舘ひろしのクールスがそのまま不良役で出ています。小林稔侍が教師役で期待させますが特に見せ場がないのが残念。
物語的にはまたしても利権がらみのお話で学園ドラマでもこの展開なことに東映は学園ものの作り方を忘れていた時期なのかも。