主演クラスのキャストを豪快に無駄使いしてどスベリしているもはやカルト映画な「一度死んでみた」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


auのCM「三太郎」シリーズの浜崎慎治監督の初長編作品です。

大学4年の野畑七瀬は製薬会社社長の父、計と二人暮らし。なにかとうるさい父が大嫌いな七瀬は常日頃父に「一度死んでくれ!」と毒づいていたが父は「一度死んで2日後に生き返る薬」を飲み、本当に死んでしまう。それは会社乗っ取りを狙うものをあぶり出すための秘策であったが…

この手の作品(「少年メリケンサック」とか「音量を上げろタコ!」とか女性がロッカーみたいになってシャウトするビジュアルの作品)はだいたいいつもコケるので入ってないだろうなと思っていましたが、想像以上にガラガラでした。
内容も豪快にスベッていて、主演クラスのキャストから文化人までかなりの豪華キャストを登場させながら見せ場を与えない贅沢三昧でしかもちっともわらえないコメディでした。
デスメタルバンドと言いながらお客さんは完全にアイドルヲタクとして描かれているし、デスメタルにも映画にもコメディにも出演している豪華キャストにも一切愛を感じない作りなのがもはや伝説レベルの失敗作です。
キャストのファンはこの映画の関係者全てにこの業界から死んでくれと思いますがこのガラガラぶりだと関係者はみんな死にたい気持ちになっていることでしょう。
ダメな作品にありがちなこと、美女や美少女に変顔といかにもお笑いな演技をさせること。
ただバンドのメンバーの女の子はかわいかった!