ヒップホップアーティストのSEEDAが2006年に発表したアルバム｢花と雨｣を原案にSEEDAの自伝的エピソードも交えて描く青春映画です。
幼少期をロンドンで過ごし日本になじめないまま高校生活を送る吉田はヒップホップと出会い自分を表現する場所を見つけていく。しかし、ラップバトルや仲間の裏切りで自分を見失い…
例によって自己陶酔タイプのラッパー映画で黒人ラッパー映画みたいに主人公がプッシャーとかやって悪ぶっているけど、日本の芸能界で元麻薬の売人が成功することなんてないと思う。
撮影も編集も本当に自分に酔ってる感じで観ていてかなりしんどいです。
これは原作者のファンのためのファンムービーと言われればそれまでだけど。
有望な若手俳優笠松将のせっかくの主演作品がこのクオリティなのは残念。