アフリカのマラウイで少年が風車で自家発電に成功した実をもとに映画化した「それでも夜は明ける」の俳優キウェテル・イジョフォーの監督デビュー作品。
2001年、アフリカのマラウイは大干ばつに襲われ14歳のウィリアムは貧困で学費が払えず通学を断念。そんな彼は図書館で出会った本をきっかけに発電出来る風車を作ることを思い立つが…
2001年だからついこないだみたいなちょっと前にアフリカはこんなひどいことになっていたのかとこの映画で知りました。
なけなしの食糧が略奪される絶望感。国に飢饉がなかったことにされる絶望感。干ばつと飢饉で学校にすら通えない状況で土地を捨てるものがあいつぐなか諦めずに風車を作ったウィリアムの意思の勝利は全く素晴らしいし、その成功以上にマラウイの危機を世に広めることにこの作品が作られた意義を感じました。